「ライブビューイング」が浸透すれば自宅でVRと組み合わせて「ホームライブ」もできるようになるかな

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本家サイトの記事の方で数日中に掲載まで持って行けそうな話のネタとして、ライブ系のイベントへの来場機運が高まりを見せているというのがある。先日【CDの売上落ちてるけどコンサートはバリバリ人気なんだってさ、いやマジで】で挙げた話とか、CDどころか音楽そのものから距離を置くような人が増えたのは、日常で音楽に触れる機会が減っているのと、聴きたい曲が手元にたくさんすでにあってお腹いっぱい状態だからなのかなあ、だとすれば特別感が堪能できる、印象の強いリアルなひとときを過ごせるライブやコンサートが人気になるのも良くわかる、的な。

で、ライブなりコンサートの流行の中で、最近注目を集めている様式が「ライブビューイング」なるもの。意味としては言葉の通りで、ライブを観る。株主総会などで会場に入りきれなかった人が、別会場で生中継の様子を大型のスクリーンで観るのと同じ感じ。ライブの中継を別会場(映画館が多い)でリアルタイムに行い、その場所でも一体感を味わうスタイル。

ライブ会場そのものではないけれど、「ライブビューイング」をしてる会場に居る人達は、やはり対象のライブを観たい人達ばかり、つまり同志なので、一体感が堪能できるという次第。直にそのまま対象を観れるわけではないけれど、巧みなカメラワークなどが駆使されるので、むしろライブよりも楽しいとの話もある。

一方、「その場に居ないけれどデータの転送で疑似体験ができる」という仕組みで、昨今話題を集めているのがVR技術。ならば「ライブビューイング」をさらに一歩推し進めて、「自宅でライブビューイング」的なもの、記事タイトルにある「ホームライブ」も将来はできるようになるのかもなあ、という妄想がふつふつと。

要は、VR用のゴーグルをかぶると、視界には右も左も「ライブ」に集まった人達ばかり。そして前をゴーグル越しに向くと、お目当ての歌手などによるライブ。ケミカルライトを振るとちゃんと反応してくれたりとかね。

まぁ現時点では技術的に難しいところもあるだろうし、多分にSFの世界から抜け出たものではない。リアル感を相当高める演出ができないと、尾崎放哉氏の「咳をしても一人」じゃないけど「ホームライブをしてもひとり」的な空しさしか想起されないかもしれない。とはいえ、個人的にはまったくの荒唐無稽とは言い切れない気がする。VRの技術が進歩すれば、不可能じゃないよなあ、という気はする。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月 8日 07:10に書いた記事です。

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