アプリゲームでのアイテムの強さ変更とインフレと

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昨今では数字の明記化に注目が集まっている、スマートフォンのゲームアプリ。レア系のアイテムの出現確率に関しては、ぶっちゃけるとお金が絡まなければ何の問題もないのだけど、そこに直接的に金銭が連動しているので、色々と問題が生じてくる。その確率が自然発生的なものでなく、管理側が自在にいじくれるのだからね。概念的にはパチンコの出玉調整......というよりは、カジノのルーレットの確率をいじるようなものかな。

で、これとは別に、ゲームのプレイヤーのストレスを貯めるのが、ゲームのアイテムなどにおけるパラメータの変更。今まで1度に3回攻撃できた剣が、修正で2度しかできなくなったり、攻撃力500の槍が50に下げられたり。要はゲーム世界内に存在するアイテムや魔法そのものは今まで通り存在し続けているのだけど、その価値が世界の中でグンと下がってしまった場合。レアアイテムとして重宝されていたものが、誰でも手に入るようになったとかも良い例だね。

そのような調整が入ると、多分にその特権的なモノを有していた人からの反発がある。それが元々金銭的なものの対価としてでないと手に入らなかったりすると、なおさら。かつて100円相当の課金をして手に入れたカードが、今後は敵が高確率で落とすようになりますとか。高課金のしるし的な感じだった、見た目も綺麗なドレスが、ゲーム内アイテムとして普通に流通するようになるとか。

そうなると多分に、その既存の優位性を持っていた人によるクレームが生じる。自分達が多分な対価で手に入れたのにずるい、自分達の努力は、リソースはどうしてくれるんだ、的な。価値が下がった、弁償しろ、みたいな。

でもこれって、多分にインフレを嫌う高齢資産保有層の意見に似ている。保有していた期間における安寧の確保の期間自身もまた、効用に他ならなかったのに、それに関してはどこかに吹き飛んでいる。ゲームアイテムにしても資産にしても、インフレで目減りしたとしても、それまでに享受していた便益は無視するのですか、的な。

ああ、これ、パソコンなどにおける新商品の購入のジレンマとも似ている。新商品を発売直後に買って、その後に同等品が安価で出ると「下げた分だけ金返せ」という意見と、それに対する「それまで使っていた便益こそが、その差額分に相当するのです」という回答。


ゲームにしても資産にしても、そしてパソコンにしても......まあ、他にも色々あるけれど......結局、上手い対処法ってのはそれぞれ相応にあるわけで。アンテナを張り巡らせてそれを知り、保険をかけ、リスク分散をしておくのが大切。

もっとも、スマホアプリに関しては、お金が絡んでくる以上、利用者がセンシティブになるのは当然なのだから、金銭周りに関する調整上の慎重さというか、専門家による指南が必要な気もするけれどね。どうも多分に、課金が無い状況でのゲーム運用をしている、あるいは逆に、いくらでも横暴な手立てで掃除機でゴミを吸い取るかのように金を引っ張り出せると思っている雰囲気が強いんだよねえ。バランス感覚がとても大切なはずなのに。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年4月30日 08:43に書いた記事です。

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