やはり九州・熊本地震の後でも「地震後めまい」が発現しているようです

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被災地では、地震が発生していない時も体の揺れやふらつきなどを感じる「地震後めまい症候群」の症状を訴える患者が増えている。強い地震が続いたことに加え、車中泊や避難所生活のストレスが発症の引き金になっている可能性が高い。東日本大震災でも同様の症状が問題になり、専門家は、症状が重い場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。

少し前に【だれでもすぐに作れるペットボトルの地震感知系と平衡感覚のマヒ対策】でも触れた、大きな地震やその後の群発余震を受けて、心理的にストレスがたまり、揺れていないのに揺れているような感覚を覚えてしまう、「地震後めまい症候群」(っていうんだ、これ)。4月17日の時点では「少々早い感もありますが」としたけれど、やはり多分に体現化してしまう人がいるようだ。

携帯電話を胸ポケットに入れておくと、着信していないのに震えているような誤認をしてしまったりとかもあわせ、同じような感覚を繰り返し認識していると、それが常にあるかのような錯覚をしてしまう。加えて地震後のめまいは、ネガティブなストレスが重くかかっているので、発生する可能性も高くなる。

結局これは、自分の錯覚と現実との区別がつかなくなるのが一因。判断ができなくなると不安になるし、自分自身の感性、感覚への疑いが強くなり、それがさらにストレスとなる。そのためにも、実際には揺れていないことを認識するための、ペットボトル式ゆれ感知器が必要。

もちろんこれで100%状況が良くなるなんてことはない。ただ当方も東日本大震災後にはこれに近い誤認識を多々覚えるようになり、それがペットボトルの感知器で確認をするようになってから、随分と楽になったのも事実。まだ九州・熊本では余震が続いているので、多分に感知するような状況となるだろうけど、それはそれで「ああ、正しいのね」と確認ができるので、良い話には違いない。「本当に揺れてるの? 自分の認識は正しいの!?」というもやもやこそが、ストレスの最大要因だからね。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月29日 07:28に書いた記事です。

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