被災地の避難所で段ボール製の簡易ベッドを用いるという発想

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避難先で被災者に少しでもゆっくりと寝てもらおうと、八尾市の段ボールメーカー、Jパックス(同市太子堂)が考案した段ボール製簡易ベッド約250床が、熊本県益城町の避難所などに届けられる。


ベッドは非売品で大きさは長さ194センチ、幅91センチ、高さ37センチ。約15分で簡単に組み立てることができるのが特徴。東日本大震災の避難所で、床の上に寝ていた被災者が低体温症で亡くなるケースがあることを知り、同社が急遽考案。約3千床を東北の被災地に無償提供した。


災害時の暫定的な就寝場所として自動車を用いると、いわゆるエコノミー症候群的なもののリスクが多分に存在する。避難所は床の部分が冷たくて健康上の問題がある。ということで、ベッド的なものを気軽に展開できないかとの発想で創られたのが、この段ボール製の簡易ベッド。

似たような話のアイテムはすでに先の震災時に考案されていた記憶もあるし、すでにいくつかの実証もなされていたはずだけど、これはこれでちゃんと記事として伝えられているし、メーカー側の動きもしっかりと把握できるので、覚え書きとして。メーカー側のサイトを見ると、20人がこのベッドの上に乗っても壊れない的な写真もあり、イナバの物置みたいだなという感想も。まあ、それだけ丈夫ってことで、安心はできる。

平時に個人ベースで中長期的に使うのならともかく、災害時の緊急用アイテムとしては非常にポイントが高い。


この指摘はなるほど感。実証実験も今後成されるべきだろうけど、この観点でも今後はこのタイプの防災用品は必要不可欠になるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月21日 06:40に書いた記事です。

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