「スポンサーから圧力があれば報道内容も変えますよ」と読めるよね

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TBSは6日、「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」が同局の番組スポンサーに圧力をかけることを示唆したことに対し、「表現の自由、民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為だ」と抗議する声明を発表した。

先日もちょいと触れた、TBSによる「自分達の放送内容に問題があるからと、スポンサーに圧力をかけることを示唆したのはよくない。表現の自由や民主主義への攻撃だ」とする声明を発した件について。先日の大自爆したジャーナリストを自称する人達による「圧力だ」とか、1200人のジャーナリスト自称者による記者会見と同じような香りを覚えるのだけど、示唆した側や該当する放送の内容そのものの件はさておくとして。

今回記者会見の内容をよく読みなおしてみると、ちょいと首を傾げるところが。

スポンサーに圧力をかける、つまり広告費が減退してしまうかもしれないってことと、「「表現の自由、民主主義に対する重大な挑戦」って関連性が多分にある事を自ら語って良いのかしらという気がする。これが例えば「放送停止、謝罪を求める抗議文を送ってきたり、番組に謝罪の要求を繰り返して来たり、座り込みをしたり、毎週金曜の夕方から局を取り巻いてデモをしたりするのは良くない、表現の自由、民主主義に対する重大な挑戦である」というのなら話はまだ分かる。

今件はスポンサーへの意見具申に対する話と、報道としての放送内容に関するもの。となると、タイトルの通り「スポンサーから圧力があれば例えそれが報道であろうと、その内容も変えますよ」を自ら主張しているのと同じによるような気がする。


指摘の通り、報道とスポンサーの関係が正常であるのなら、今件のような反論の言葉は出てくるはずもない。それこそ報道機関による言論の自由、表現の自由の封殺として非難されても仕方がない。

加え。「権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命」とあるけれど、その言葉を大義名分に自分の力を横暴に振り回しているから問題視されていること、報道機関自身も権力に他ならず、その行き過ぎが今回の事案の理由の一つであることを、理解していないようにも思えてくる。ネットスラングなら「お前が言うな」的な。

高齢化の進行に加え、技術の加速度的進歩に伴う環境の変化で、いわゆる老害......という言葉はあまり使いたくないのだけど、旧来の価値観や誤魔化しが通用しなくなり、現状には弊害を多く与える筋があがく形で、周辺に被害を与えるケースが増えている気がする。今件も恐らくは、そのあがきの一つに過ぎないのだろう。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年4月 8日 08:01に書いた記事です。

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