すき家の艦これコラボの宴のあと

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先日本家サイトで掲載した【売上プラスは松屋とすき家、吉野家は再びマイナスに転じる...牛丼御三家売上:2016年3月分(最新)】でも言及しているのだけど、例の3月から始まったすき家と艦これのコラボキャンペーン。元々ネットゲームが題材となっていることに加え、ビジュアル系にも強いタイプのゲームであったこと、さらにそのゲーム内でもコラボ系の動きがあったことから、随分と業績を押し上げることになるのではという期待があった。仮にどーんと売り上げがアップしたのなら、類似他社も似たようなアプローチを積極的にやってくるのだろうなあ、的な。

キャンペーンそのものは今週末までだけど、大よそは3月の動向で反映される。で、その結果としては上の通りで、客数はほとんど変わらず、客単価がぐいっと上がる形となった。

ぶっちゃけると比較対象となる前年同月では客単価プラス、客数マイナスだったので、客数は反動のプラス効果、客単価はマイナスに引っ張られる部分があるため、客数はほとんど貢献せず、客単価はそれなりに貢献という結果となる。内部的にどれほど効果があったのかは別の数字も出されているのだろうけど、外部から判断する限りではこんな感じ。名前の浸透に係わる影響はもうしばらくあるだろうけど、正直すき家としては判断に関して微妙な結果に違いない。

ただ「少なくとも足を引っ張られるようなことは無かった」ってことを好感し、第二弾、第三弾、あるいは別の作品とのコラボが成されると、それはそれで嬉しい話ではある。ただ、市場がある程度大きなものでないとコラボの意味は無いし、牛丼の利用層とマッチしやすいのが前提......と思ったけれど、すき家の場合は「くれよんしんちゃん」などともコラボしているので、その辺りはあまり気にしなくてもいいのか。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月 7日 06:44に書いた記事です。

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