避難所の運営のむずかしさを「避難所HUG(ハグ)」で知る

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先の震災の際にも話題に登った話ではあるけれど。先日の九州の地震を機会に改めて大きくクローズアップされたのが、避難所における運用の難しさ。半ばイレギュラーな事案が通常化するような、普通のゲームなら突発性イベントが30分おきに襲来するような感じとなり、さらに慢性的なリソース不足に置かれた状況で対応しなければならないため、柔軟性と適応力の高さが求められる。

その状況を再現する「避難所運営ゲーム」なるものがあるらしい。ゲーム系アプリでは無く、ボードゲームの類らしいけど......。


という事で探したりツイッターのタイムラインをじっくりと見直したらあっさりと見つかった。静岡県で開発されたもので、ボードゲームの体裁を成しているが、ほとんど模擬演習レベルの出来栄え。動画を見ても「スマホの画面に収めるのは難しいけれど、タブレット版とかパソコン版向けのアプリソフトには出来そうな感じ」という感はある。避難所の場所も利用者が自由にカスタマイズできると面白いかもしれない。

似たようなボードゲームは以前、経済の概念を把握するための「貿易ゲーム」を紹介した(【オモシロ真面目な「貿易ゲーム」って何だろう】)。遊びと実社会に有益な訓練を直結する観点からも、この類のゲームはどんどん広がってほしいものだ。

※追記:


HUGに関する静岡県の資料。また精査が必要になるかもしれないからね。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月20日 07:37に書いた記事です。

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