フリーランスのお仕事に関するあれこれ

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正規にしても非正規にしても相応に就業地に足を運んでお仕事をする勤め人と異なり、フリーで働いている自由業・自営業の人は、フレキシブルな仕事のスケジューリングが求められる。時間そのものに大きな価値があるわけで、指摘の通り拘束を求められたら、その日には他の用事を入れることはできない。その上で「やっぱナシ、てへぺろー」なんてことになったら、他の仕事を入れるってのは難しい。ホテルや旅行パックと同じように。

なのでこのような状況の場合、普通ならばキャンセル料的なものが発生してもおかしくはないのだけど、なぜかその類のものが発生した話は聞いたことが無い。依頼する側は概して普通の勤め人だから「時間が空いたら別の仕事をすればいいよね、俺様悪くないよね、むしろ余裕を作ってあげたのだから感謝されるかも」的な感じなのかもしれない。


弁護士もある意味、就業スタイルとしてはフリーランスに近い。プロの職人、匠の人って感じ。リピーターの確保のためのサービス提供や、その為の日々の修行云々、そして「別の所でもいいじゃん」的な状態=コモディティ化を避けるという発想は、何も弁護士に限った話では無く。ナンバーワンでは無くオンリーワンって考え方はとても大切だと思う。その際に、どの方面でオンリーワンとなるかは、自分自身の好き嫌いや技能を見極める必要が出てくる次第。繰り返しの日々は地味だけど、その蓄積で自分を形作り、秀でた存在となることを目指すってのは、とても勇気を貰える言葉に違いなく。

あと、最後に触れられている「ブレイクのキッカケになる様な仕事を早めに掴む」ってのは多分に、そのきっかけに気が付けるか否かってのも重要。センスも磨かなきゃならないってことだね。あるいは元からその類のものを持っていれば、普通の人なら指と指の間から零れ落ちていくチャンスですらもがっつりとつかみ取れるってことなのだろう。


最後はギャラ......というか報酬対価の話。これは以前イラストか何かに係わる「ボランティア感覚、お小遣い稼ぎの雰囲気で粗製乱造の製作プロセスが生じると、市場全体の相場が落ちてプロが食えなくなる」という話にもつながってくる。結局、値を落とさずに居ても集客が継続できているのは、相応の質を確保しているからであり、この辺は直上の「オンリーワン」につながるのだろうな。

そのためにも死ぬまで毎日が勉強。常に周囲にアンテナを張り巡らし、世の中の需要に合わせる形で、新しく便利な技術は積極的に取り入れ、しかも自らの個性、やりたいことは頑なに守り個性として、他人に価値ある物として見えるように磨いていく。

難しい話には違いないけど、それを成していかないとフリーランスとして継続していくのは難しいのだろうね。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年3月15日 08:04に書いた記事です。

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