ヨドバシカメラが公然に店内撮影OK、むしろ大歓迎との話

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2015年9月、ヨドバシカメラは店内の商品やディスプレーをスマートフォンで撮影することを解禁しました。無料インターネット接続サービス「ヨドバシフリーWi-Fi」を開始、スマホからSNSへ売り場の様子を投稿したり、商品に付いているバーコードを読み取って価格比較をしたりと、店舗を訪れた顧客が自由な行動をとりやすい環境を整えていますが、なぜこの取り組みを?


お客様に、店頭で便利にお買い物をしていただきたいということです。

商品のバーコード読み取りも無料Wi-Fi接続も、店舗での写真撮影もOKで、既に開始しています。お客様に、周りを気にしないで撮影していただければ。店員に「値段の比較をしていいですか』と尋ねるお客様もいます。これだけ便利なスマホがあれば、使ってみたいな、と思いますよね。

お客様にストレスなくスマートフォンを使って頂ける環境を作った方がよいのではないかと。商品を買う時にネットでレビューを見たり、価格を比較したり、在庫状況や商品説明を見たりしますよね。それらが店舗でできればいい、と思っています。


元々従来型携帯電話にも多分にデジカメ機能はあったので、携帯で撮影した写真をネット上にアップするという文化は存在していたものの、その写真を多角的に用いて不特定多数に広める仕組みが普及浸透したのは、スマートフォンが広まってから。スマホで撮影して複数の人に知らしめ、共感を集め、情報を広げ、その場で通販にて購入をしたり、足を運ぶスケジュールを立てたりする。動機づけの生成から実行までが一つの端末で完結され、その端末が現場に多数存在し、活躍の機会をうかがっているのだから、「どーぞどーぞ」と店側もウェルカムモードになった方が、色々と効果はある。

元よりお店でも値札にQRコードを貼りつけて各種情報を提供しているところも増えてきた。その情報を読み取るにはスマホなどをかざして画像を取り込む必要がある。その状況は写真や動画を撮る様相とどこが違うのか、ということになる。

無論ショールーミングのリスクはある。けれどネット通販のシステムも併設しておけば、取り逃がしも最小限で済むし、むしろ相乗効果も期待できる。

勿論他のお客に迷惑をかけたり、横柄な態度をとったり、商品やサービスに何らかの問題を引き起こさせるような行為をしたら、通常の客同様にしょっ引いてかまわないってのは言うまでも無く。「ユーチューバーだから他の客をどかして」とかいう筋には、ちょっとバックヤードまで的な。

店の業態や商品の価格帯などでケースバイケースの部分があるのだけど、ライバル店にノウハウ云々ってのはそのライバル店の関係者が直接足を運んで来たらどのみち漏えいしてしまうものだし、何より多数の人が口コミで情報を広めてくれる、つまり回し読みするチラシを作ってくれる的な効果が期待できるのは大きなメリットとなる。無論、良い商品、サービスを提供しないと客込みが期待できる情報は生成されないっていうのを忘れちゃいけないけどね。あとは、嫌がらせリスクへの対応も欠かせない(ライバル店がネガティブな口コミを創り、広めるリスクもある。逆ステマ的な)。

写真を撮り、情報を多数に配信できるスマホが個人ベースで使われるようになった現在では、お店の対応も環境の変化に合わせて変えていく必要があるんだろうな。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年3月29日 07:19に書いた記事です。

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