イソジンのうがい薬が明治からシオノギにシフト

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株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、一般用医薬品「明治うがい薬」を、2016年4月1日から全国で発売します。明治グループはこれまで、「イソジンR」ブランドの日本国内における製造販売権を取得し、50余年にわたり、ポビドンヨード製剤の製造販売を行ってまいりました。1961年に明治製菓株式会社が医療用外用消毒剤「イソジンR」製品の承認を取得して以来、消毒剤の適正使用に関する情報提供に努め、感染対策に関する豊富な知見を蓄積しております。また、一般向けには、小学生に対してうがい・手洗い教室を実施するなど、正しいうがい方法やうがい薬の普及により、のどの殺菌・消毒による日本独特の「うがい文化」を定着させてまいりました。


この度、明治グループとしてイソジンR製剤の製造販売権をムンディファーマ株式会社へ移管することに合意したことを受け、これまで蓄積した知見を生かして、株式会社 明治より「明治うがい薬」およびシリーズ各製品(合計12品)を新たに販売いたします。


当方は最近うがい薬の類は使わずに塩水で済ませているし、ヨード系といえばむしろ赤チンキが有名だよなあというイメージがあるのだけど。テレビCMなどでも知られている「イソジンのうがい薬」のブランドが、明治での展開を終了するとの話。一応説明では「長年変わらない味と成分」「これまで蓄積した知見を生かして」とあるのだけど、既存のイソジンうがい薬と中身は同じなのか否か、前後の成分を比較する必要があるのだろうな。

......というか、胃腸薬や目薬、ばんそうこうのような、日常茶飯事的に使われるような類の医薬品系列のって、昨今では個々の効用にさほど大きな違いは無く、ブランドで調達される事例が多いので、やはりイソジンの名が外れるのは結構痛手かもしれない。


で、その「イソジン」ブランドは塩野義製薬の子会社にシフト。来年4月からは塩野義系でイソジンのうがい薬などが展開されるわけだ。イメージキャラクタとかどうするのかな、といった感想もあるけれど、ね。これ、個人ベースはともかく、組織単位で調達しているところは、結構混乱が起きるんじゃないかな。中身にさほど違いはないと思うのだけど。

まぁ、塩野義系列の「イソジン」がどのようなプロモーションを展開するのか、そして明治の新うがい薬の実力と展開力に、今後は注目したいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月10日 06:24に書いた記事です。

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