マイナンバーの通知カードと検索結果の問題と

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この簡易書留には、「マイナンバー(個人番号)のお知らせ 個人番号カード交付申請のご案内」という7ページのパンフレットが同封されており、その中では、検索して公式サイトにアクセスする方法が紹介されている。検索に利用するサイトはユーザーごとに異なり、検索結果は、利用する検索サイトや検索するタイミング、設定やユーザーの嗜好などに左右される。パンフレットに記載された検索用のキーワードで、目的の公式サイトが真っ先に表示されるとは限らないのだ。


特に注意したいのが、検索したキーワードに連動する広告が優先的に表示される点だ。人気の高いキーワードの検索結果の上部には、たいていの場合広告が表示される。クリックすると、目的の公式サイトとは無関係なサイトに誘導されてしまう。


今現在もなお当方のもとには届いていないマイナンバー。そのマイナンバーに絡んで、ウェブサイトから検索をして公式サイトにアクセスする方法が書かれている......とのことなんだけど、困ったことに検索結果は例え国であろうとコントロールすることができないし、広告に関しては出稿者が色々とやらかすこともできる。一方で、アクセスする人は玄人から素人まで多種多様な人となり、特に今件では普段検索をしない人でも利用する可能性が高いため、色々とトラブルが生じ得る。

詳しくは引用元の記事で確認してほしいけれど、リスティング広告(検索結果に並んで、検索ワードと関連した広告が表示されるもの。結果一覧の上部や右端に並ぶものが好例)の中には、お行儀が非常に悪いものも少なくない。また検索結果自身も、公的機関のものが最上位に来るとの保証は無い。


当方がログインをしていない状態でサファリを用いグーグルで検索した結果、「マイナンバー」「個人番号カード 申請」双方とも検索結果そのものは、公的機関のサイトが最上位についたけれど、「マイナンバー」の方はニュース検索結果がそれより前に出てしまう。そのニュースもアレがナニなものが多い。また、リスティング広告に関しても、果たしてこれは内容的にどうなんだろうといったものがゼロとはいえない。また検索結果も公的機関以外のものは、いまいち信用が置けないような感が強いものが少なからずある。

非常に雑な見分け方だけど、検索結果上に表示されるURLを確認して、「go.jp」(政府機関を意味するドメイン)のもののみをチョイスすれば、それでOK。それ以外は全部無視して構わない。引用元の記事では「https://云々」と説明されており、それも精査の材料にはなるけれど、検索結果の上では分からないんだよね、これが。

まぁしばらくはこの類のトラブルは続くんだろうなあ。

マイナンバーといえば。


こんな話もちらほら耳にするように。郵便局は関係ない。当り散らしても意味は無いし、それはむしろ八つ当たりに等しい。はたから見てもみっともないので、ぜひやめてほしいものだ。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月 1日 07:28に書いた記事です。

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