「解体屋ゲン」が無料でバックナンバーを読めるようになる&最新号はアーケードゲームのお話でがぜん注目を集める

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コンビニの雑誌コーナーに配される多種多様な雑誌の中でも、最近では「信長のシェフ」が掲載されるってことでチェックを入れている「週刊漫画TIMES」。で、その「信長のシェフ」を読むついでに色々と目を通しているのだけど、つい読んでしまう作品の一つが、この「解体屋ゲン」。

出版社側の方針やら事情やらで、なぜか単行本も第一巻のみの発売で止まっており、それも再販がされていないので、過去の状況を確認したくとも出来ない状態が続いていたのだけど、先日突然(少なくともはたから見る限りでは)こんな感じで無料配信となったとの話が。個人的には有料配信でも十分価値があるとは思うのだけとね。


話の概要としては、建設業界、しかも現場周りをメインとした、「こち亀」やら「ゴルゴ13」やら的な、世情に乗った話が多い短編集的な流れ。創り手側の創作力、分析・解析力、企画力が無いと難しいタイプなんだけど、見事にそれをこなしている。


前回までは不遇のSEの息子による爆破事件との対峙という極めてシリアスな話だった今作も、今回は一転してアーケードゲームの話。しかも単なるネタ話的なものではなく、しっかりと現在の筐体界隈の事情を把握した上での流れで、ちょっと感心すらさせられる。


オチがハッピー系ってのはこの作品ならではの特徴で(たまにやれ切れない想いを抱かせる終わり方もあるけど)、それは少々ご都合主義かなあとの感想を持つ人もいるだろうけど、違和感なく読めた。まさに「こち亀」や「ゴルゴ13」的な。


ギャップ的な萌え感もあり、今回号は特に受けたのだろうけど、他にも以前取り上げた「オンライン系のゲームはサービス提供元が運用を止めたら、たとえ手元にソフトなり筐体なりが残っていても、もう遊べない」って状況が生じた時に、人はどのような反応を示すのか的描写もあり、色々と感慨深い。これ、本当に建設系の漫画なのか、位な感すら覚える。

ともあれ、バックナンバーに関する無料配信開始は早ければ12月位からとのこと。続報が楽しみだな。

※追記:


配信が開始されたので具体的情報と共にお知らせ。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月21日 08:28に書いた記事です。

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