「現状維持」を望むにしても、「何も望まない」じゃ維持できない

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さりげない語りのように見えるけれど、実体験や歴史上の色々な実例を思い返すと、大いに納得できる話ではある。また、少し前に流行った「脱成長」なる言葉と、その実態にもつながる考え方。

要は、状況的に、周囲環境において相対的に現状を維持するためには、何もせずに放置したのではかなわないってこと。賃貸住宅にずっと住み続けて現状維持をするとしても、2年に一度位は更新料が上乗せされる。あちこち傷んで来れば自己責任分は自分で修理なり工事依頼をしなきゃならない。貸す側からも同じようなもので、同じ物件でも年々老朽化してくるから修繕しなければ同じレベルでの賃貸料による集客は難しくなるし、ネットが普及してくればネット完備をうたわないと客は集まらない。エアコンも整備しないと客の足は離れていく。


一部被っている部分もあるけれど、現状を維持することって、実のところ色々と苦労する部分は多いし、実態としては減っていく部分を次々に継ぎ足していくことを意味する。メンテフリーの世界なんてのは無いし、常に一位を取るランナーだって日々努力は続けている。何もせずに努力もせずに、向上心も持たずに日々遊んでばかりで、現状維持は不可能なんだな。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月 4日 08:08に書いた記事です。

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