第三者から見れば素晴らしいように見える肩書の人でも

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これは良く考えてみれば当たり前の話で、同時に何度となく自分自身にも気を付けねば、惑わされないようにせねばと感じていることではあるのだけど。権威や肩書や資格......まぁ大よそ似たようなものか。それらは対象となる人物を評価する指標、パラメータの一つでしかなく、それですべてが決まる、オールマイティーカードとなるわけでは無い。勲章を受勲した指揮官の指揮する作戦がすべて成功するわけではなく、ゴールド免許を持っている人は事故を絶対起こさないってわけでもない。

でも人は時として、その肩書に翻弄され、それだけですべてを信じ込んでしまう。気を付けねばならない。評価、精査の際の参考にはなるけれど。


今件は今朝方目に留まった事件で、たまたまではあるのだけど、前日考えていたこととつながりがあるお話だっだだけに、ため息が出てしまったりする。グラフに具体的数字が掲載されていないので、総額中の専門職による不正が比率的にも増加しているのか否かとの点では怪しいところがあるのだけど、額面・件数としては増加していることに違いは無く。

割合的に一定率は存在しうるから、全体数が増えれば絶対数が増えても仕方がないと見るのか、それとも比率はともかく絶対数が増えるのはやはり問題と見るべきか。自動車数の増加と共に増える自動車事故とか、高齢者による万引き事案のようなものとも似ているけど、「比率か絶対数か」、どちらをより注視すべきかという問題。

まぁ今後高齢者に対する成年後見人は増えてくるし、当然今件のような事案数も増加する。資格を持っているからすべての人は期待に応えてくれる人格者に違いないとの思い込みは、どのような場合においても、するべきではないのかな、という気もする。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月12日 06:31に書いた記事です。

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