マイナンバー詐欺は今後色々と出てくるんだろうなあ、という話

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同庁によると、女性は公的な相談窓口を名乗る人物から電話で偽のマイナンバーを告げられた。その後、「寄付したいのでマイナンバーを貸してほしい」と連絡があり、このナンバーを伝えたが、さらに「マイナンバーを教えたことは犯罪に当たる」と記録を改ざんするための金銭を要求され、手渡しと郵送で現金を渡した。

先日当方に届いた練馬区からの「無事です」プレートなどには、マイナンバーに関するお知らせのパンフレットも同封されていた。それにも書かれているけれど、今後マイナンバーに係わる書類が送られてくることになり、世間一般にも色々と語られるようになる。

で、この類の詐欺は、ネット上の騙しリンクと同じく、世間に登ったネタを使うのが常套手段で、テンプレートにそのワードを当てはめて使い回すだけ。案の定、上記の詐称方法も、これまでの各種詐欺とパターンが同じ。ただそれでも、最新の話題のキーワードが使われていること、受け手の理解が足りないとその不理解部分に詐欺をする側の指摘されている通りの事実があるのではないかと不安になり(自分は知らないけれど、実はそうだったのかと思い込んでしまう)、ついつい騙される。高齢者の場合はカタかな用語に疎い場合も多いから、余計にゆさぶられるのだろう。


今件は電話での詐欺だったけれど、今後は手紙やチラシなどでも似たような手法が行われるものと考えられる。またネット上でも上記指摘のようなものが必ず登場する。「そんな馬鹿な手口にひっかかるはずがない」と思っていても、いつの世にもどのような状況下でも、その「暗黙の了解」的なルールを知らない初心者は次々とやってくるし、騙されてしまう人も出てくる。「ふしあなさんトラップ」ですら、いまだにひっかかる人がいるくらいだからね。

ともあれ、例の郵便局のコピーになぞらえれば、「ネット上で知らない人がマイナンバーを書かせるのは全部詐欺」ぐらいな言い回しを浸透させてもいいんじゃないかな、ぐらいな気がする。いや、分かっている人は比喩だってのが理解できるけど、分からない人はまったく分からないので、もっと端的に「マイナンバーは銀行のパスワードと同じぐらい秘密にしなきゃいけない」とかにした方がいいのかな。生年月日や住所ぐらいなものと思ってしまいがちだし。

子供への啓蒙も必要だろうなあ。子供の場合、友達とソーシャルメディアのパスワードを共有する事例って結構あるから、マイナンバーについても同じことをやらかしてしまいかねない。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 8日 07:36に書いた記事です。

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