「サークルK」「サンクス」のブランドが無くなることが決定したとの報道

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来年9月の経営統合に大筋で基本合意したファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが、業績拡大の柱と位置づけるコンビニ事業のブランドを「ファミリーマート」に一本化する方針を固めたことが9日、分かった。ユニーグループが国内で合わせて計約6300店を展開する「サークルK」と「サンクス」の看板はなくなる。

3月の協議開始以降何度となくリーク情報が流れてきて、どれだけ筒抜けなのか、それとも関係当事者の口が軽いのか、あるいは色々な内部諸派が抗争的な意味合いで情報露出合戦をしているのか。上場企業なんだから情報の統括にはもう少し気を配ってほしいな、という話はさておき。

来年経営統合のスケジュールに変わりはないものの、当初の予定からは幾分の遅延が見えつつあるファミマとユニーの統合話。ユニー傘下のコンビニ、サークルKとサンクスがどうなるかについて、色々と注目が集まっていたのだけれど。一斉に「ブランドとして残しておいても経費かかるから、やっぱまとめちゃうわ」という話に本決まりとなったとの報道。元々経営統合がリソースの有効活用、そして多分にユニー側の救済的なところが主要な部分だっただけに、コストがかかるような切り口は選択肢からは除外されても仕方がない。その浪費リソースに見合うだけのメリットがあれば話は別だけど、それだけのブランド力があれば、そもそも今回の経営統合話自身は無かったわけで。


もっともサークルKサンクスのブランドが無くなり、ファミリーマートに一本化する話は、3月の統合交渉当初から示唆されていた。それが本決まりになった......らしいという話であるに過ぎない。

まぁ、残るとしてもサークルKサンクス独自の内部ブランド位かな、むしろそれをファミマが取り込んで......と思ったのだけど、これも「経営資源の有効活用」の観点では厳しい気がする。サークルKサンクスは京商との独自ルートによる食玩をはじめ、模型関係では独自の、強いルートを持っていただけに、この特色が失われるのは正直痛手だったりする。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月10日 06:55に書いた記事です。

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