コミック乱はビッグコミックスピリッツより部数が多いとの話はガセ......ではなくてマジ

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先日別系統の話が色々と出てくるなかで持ち上がった、先の印刷証明部数の記事の話の反復的な切り口。例の戦国三兄弟的な雑誌「コミック乱」シリーズのベースとなる「コミック乱」が、実は週刊コミック誌のビッグコミックスピリッツより印刷証明部数が多いという話。知名度は色々な意味でスピリッツの方が高めなので、驚いた人も多いようだ。

まぁ、新聞と同じで電子書籍版を含めたらどうなるかは分からないのだけど、あくまでは今件は紙媒体での話だからね。あと、コミック乱などは読み手が中堅層以降に見えるので、立ち読みをする人があまりいないから、コンビニにとっては都合がよい、スタンドにおいても邪魔にならないってのもあるかもしれない。あとは表紙の見栄えが良い......というよりは、色々と考える必要が無いってのもあるのだろう。

加えて、「コミック乱」に限れば、例のブラウザゲーム「とうらぶ(刀剣乱舞ONLINE)」の影響もあるんじゃないかとの指摘もあった。一応確認したけれど、現時点でコラボ作品の動きは無い。ただ、刀が使われているってことで、直接つながりがイメージできることには違いなく。


チャレンジしてみても良い組み合わせな気がする。いや、ほりのぶゆき先生に限定したわけじゃなくて。


色々雑誌のデータを精査していくと、案外面白い姿が見えてくる。スピリッツとコミック乱の部数逆転は数年前におきていたこと、読者性向としてはコミック乱の方が上であること、さらに恐らくはスピリッツの購入層となる若年層はスマートフォンに可処分所得を食われてしまって購入性向が落ちている可能性が高いということ。コミック乱はスマホに食われていない人が多分にいるため、売上が落ちていない、と。結局、パイの奪い合いってことかな。

今後スマホがより年上の層に浸透してきた時に、どうなるかが見もの。若年層よりはいくぶん可処分所得に余裕があるので、お金の取り合いとの観点ではあまり紙媒体の雑誌は食われないかもしれない。むしろ中身、内容だろうね。内容を維持できれば、上記の通り紙媒体はもちろん、電子書籍化したものでも相応に需要を維持し、見合った供給を果たすことができるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月21日 06:48に書いた記事です。

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