景況感の見極め方、ブラック企業が業績悪化したらその証拠との話

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景況感、景気を示す経済的指標は直接、間接的に山ほどあるけれど、そもそもその言葉に使われている漢字からも分かる通り、多分に気分的なものがあり、絶対的指数で推し量るのは難しい。なんとなく、そんな感じが、それっぽい。

で、今件は以前にも何度か触れているけれど、全体的な経済の枠組みの中で生み出される対価は増えている。けど、今までゼロだった人が得られるようになったり、本来ならば退職して収入がゼロになる人が非正規として雇われるようになりつつあるので、平均化すると下がってしまう。まぁこの辺りは以前から何度か解説している通り。そして雇用の増加の流れも説明されている通りで、考える人自身が雇用主だったらどうするかを考えると分かりやすい。

あとは産業構造の変化(非正規比率が高くなる第三次産業の割合増加)とか、円高から円安へのシフトの最中だとかね(円安になるほど国内での生産が増える。それゆえに国内の雇用が増え、お金が回るようになる。輸出もし易くなる。中国人民元が元安を誘導しているのも、実のところ同じ仕組み)。


で、本題はむしろこちら。景況感の個人ベースで把握できる指標とか、逆に景況感の変化を感じ取れる個人レベルでの行動性向の変化とか。販売やサービス業で、ブラック的な話が色々と話題に登っていたところが業績の悪化をしはじめたら......ってのは、色々と複数、心当たりがある。指摘では購入商品の質の上昇との話があるけれど、加えて労働市場における需給関係の逆転とかね。

当方が本家サイトで追いかけている限りでも、アルバイト・パートの賃金は上がっているし、たばこの販売動向でも本数は減っているけれど販売金額は本数程は減っていない(=高級品を買う比率が高まっている)、小売食品系でもブラック云々と言われていたところとか、薄利多売品質二の次的なイメージが強いところは業績を悪化させていたりとか(同業他社で品質を高いまま維持していたところは業績も維持している)。某御三家でも廉価商品の大プッシュから、高単価商品へシフト云々ってのは、ここしばらくの間繰り返し言及している話。

あと、看板ってのも、実は指標として有効。これは随分前に、リーマンショック後だったか何かで銀座の看板ががらりとしてた時に記事にした記憶がある。本当に不況になると、看板そのものが空きばかりになるんだよね。まぁ、広告出稿先は他にも色々とあるし、その媒体自身の勢いもあるから、駅貼りなどをはじめとした一般広告以外、具体的には4マスとかインターネット広告では、そのメディア自身の盛況ぶりが多分に影響するので、景況感全体との連動性は薄いけれども。

当方としては指標の一つは、最後に挙げた「としまえん」の行列。行動領域内に同遊園地があることから、毎夏何となくその入園待ちの動向を見ているのだけど、確かに去年や今年は入園待ちの自動車の列が増えた気がする。

まぁ、絶対的かつ不偏的法則ってのは存在しないからね。色々と自分なりの方程式を見出し、それを組み合わせて自分自身の自信の支えにすれば良いかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月16日 07:56に書いた記事です。

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