ガラホって結局スマホと従来型、どちらに区分されるのだろう

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先日から【インターネット機器としての個人の携帯電話やパソコン利用率をグラフ化してみる(2015年)(最新)】など、総務省の通信利用動向調査の結果をもとに色々と記事をしたためている際に思った事。見た目と仕様的には従来型携帯電話に近く、OSはスマートフォン、料金携帯も極力従来型に近い、あるいは同じものを使えるタイプの、ガラホなるものが登場し始めている。従来型携帯電話向けの部品調達が難しくなっているので、部品そのものはスマホのものをベースにするけれど、スマホほどの高機能は要らない、従来型レベルで十分、料金も相応にっていう需要が相当あるので、それに対応する形での発売となるようだ。まぁ、選択肢としては悪くない。

色々と記事を見回すと、今の所ドコモのは本当に従来型携帯電話寄りで、auのは少々スマホに近しい感じはする。ただ現在は試行錯誤状態なので、今後ある程度スタイルも統一化されるんだろうな。

で、気になったのは、そのガラホの立ち位置。情報通信政策研究所のレポートなどでは、スマートフォンも単なるスマホだけじゃなく、いわゆる格安スマホ的なものも合わせ、色々と細分化していたのだけれど、通信利用動向調査では今の所は従来型携帯電話+PHS+PDAとスマートフォンとの区分しかない。公的機関なので、その辺の仕切り分けの変更は随分と慎重。ほんの少し前まで、タブレット型端末の仕切りもなく、パソコンかな、モバイル系端末だから携帯電話サイドかな、と悩む事すらあった。

ガラホの需要が伸びて一定量の供給が確立されれば、来年以降は従来型・スマホ以外にガラホの区切りもできると思うけど、そうでなければ、どちらに分類されるのだろう。OS的にはスマホに近いけれど、見た目も機能もどちらかといえば従来型。回答用紙の上で明確な定義がなされていればいいけど、回答者の判断次第ってことになれば、恐らくは見た目などから従来型に仕切り分けされてしまうのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月20日 07:43に書いた記事です。

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