出来上がったケーキは送った写真ではなくて...データの手渡しとコミュニケーションの難しさと

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先日ツイッター上で出回ってきた画像......ではあるのだけど、当初はつい先日に起きた話として紹介されていて、「それ、昔に見た」的な指摘を受け、精査したところ2009年に投稿された写真であることが判明し、当方自身で出典も合わせて再チェックしたもの。

オリジナルケーキのデザインをする会社に、USBメモリの中に収められている画像データを元にケーキを創ってねと依頼(ゴルフをしているところの写真だったようだ)。しかし出来上がったのは画像データを元にしたのではなく、USBメモリそのもののケーキだったという、笑うに笑えないお話。

どうも意思疎通に齟齬があり、伝言ゲームの中で「お客から渡されたUSBに収めた画像データを元にしろ」が「お客から渡されたUSBを元にしろ」となり、こんなケーキが出来てしまったという。まぁ6年前となると今のようにUSBメモリの認知度も高くないし、中に画像データが入っているという連想もしにくいので、USBメモリの形をしたケーキを創るという注文に奇妙さを覚えなかったのかもしれない。この類のは例として、プリントアウトしたのも添付するべきだったのかもね。

似たような話では、あるキャラクタを模したケーキを創るよう依頼したところ、まったく別物のキャラクタの造形がケーキ化されていたってのもあった。ケーキを創る人が指摘のキャラクタを全く知らず、検索して出て来たものを参考にしたのはいいのだけど、その参考にした検索結果が別物のキャラクタを示していたので生じたトラブル。検索結果が必ずしも正しいものとは限らないという、ネット上のトラブルを認識させる話でもある。

まぁ最近ではブロードバンド化も進んでいるので、画像データを直接送れば悲劇は起きないのだろうけどね。技術革新の過程ではありがちな、ネタ的なマジ話として、後々まで語り伝えられるんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月29日 06:24に書いた記事です。

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