有識者曰く「重要度の低い事業で我々の時間を無駄に使わないで」

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高齢者福祉への国民の理解を深める目的があり、厚労省はこの点で効果的かどうかレビューの対象に選んだ。だが、大学教授ら有識者からは「この程度の話は省内で責任持って決めて欲しい」「重要度の低い事業で我々の時間を無駄に使わないで」といった不満が相次ぎ、1人が退席する事態に。結局、とりやめを進言した。厚労省は「ご意見を真摯(しんし)に受け止め検討するとしか言えない」としている。

世間一般に物議をかもしそうなこと、色々な可能性や選択肢がありそうな政策の決定や変更においては、その判断プロセスの中で、有識者から意見を受けて参考にする場合がある。今件もその一つで、予算の取り組み方に改善できる部分が無いかを色々と模索する事業の一環として、有識者の意見を求めるというのがある。

そこにおいて、100歳の人に渡す銀杯事業をどうするかを呈したところ、記事タイトルでは「無駄」とは出ていたけれど、むしろ内容として有識者が席を途中で外したり「自分らの時間をこんなことに使うな」と不満をもらしたと伝えている。

この類の話は記事側で話を盛ることも考えられるので、上にある通り公開データの展開待ち。動画配信もされる予定だし、議事録も出るので、どの有識者がどのような反応を示したかは確定できる。

で、仮に語られていることが事実だとして。有識者って何? 何の意味があるの? どれだけえらいの? 的な感を覚えさせられる。百歩譲って裁判員制度みたいに強制徴集されたのならともかく、一定の対価はあるだろうし、自身にも箔がつく。そのような中で上に指摘されたような発言や対応は、有識者と呼ばれる人たちがなすようなものだろうか。それ以前の問題という気もする。

また銀杯提供事業が重要度が低い云々ってのは、見方が浅いってのが当方の考え。省内のみの判断で中止や規模縮小、あるいはコスト削減的なものをしてもいいんだろうけど、それをやると高齢者絡みってこともあり、報道や知識人などからの反発が出る可能性は十分にある。炎上材料としては十分な素材だからね。だからこそ有識者による精査での後押しを...という思惑もあったと考えれば道理は通る次第。

もっとも今件では「有識者が『省内で勝手に決めろ』とお墨付きを与えた」ことになるので、銀杯制度は規模の縮小なり廃止なり、予算縮小の方策をとっても、問題は無い、と考える事もできるんだよね。

いずれにせよ、伝えられた限りでは、という前提があるけれど、大人げない、思慮の深くない「有識者」には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月24日 07:49に書いた記事です。

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