料理が苦手な人の料理がなぜ美味しくないのか、シンプルにしてなるほど感を覚える説明

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漫画やドラマ、小説などでよく見かける、ステレオタイプ的な料理べた、苦手な人。どうやっても美味しくできない、手順通りに作れないという人が料理を習得しようと教本を読んだり、出来る人に教わったり、教室に通うシーンでは、必ずといって出てくる描写がこのアレンジや隠し味。指摘されてみると確かにその通りで、その隠し味が「マズさの秘訣」的なポイントとなってしまう。

材料そのものが微妙に違っていたり、同じ調理方法をしているはずでも解釈が違って別の調理方法になっていたり、調理のタイミングがずれていたり。そんなこともあるけれど、しっかりとしたガイドが居る、良くできた教本ならば、書かれている通りに調理していけば、大よそそこそこ食べられるものは出来上がる。

でもなぜか、自分なりのアレンジをしてしまったり、隠し味を入れてしまう。独自解釈をしてしまうことも多い。これが無いからこれで代用、とかね。実はこの「基本」と異なる部分の足し引きが、料理下手になってしまう大きな要因であることが多い。これは良くわかる。当方も独自アレンジをしたものは、大よそ「人類の食するべきものでは無い」的なものになってしまうから(笑)。大体2/3位は「二度と作らないな、これ」的な味が出来上がる。


中にはガイダンスそのものが間違っていることもあるけれど、それはもう問題外の話であり。まずは基本を忠実に。基本を理解して再現出来て、そして初めてプラスαを考慮する余裕が生まれる。基本が成っていないのにその上に応用を積み重ねようとしても、崩れるだけ。これは料理に限った話ではないのだよね。

インチキ理論、トンデモ論の類も、その流れのものが多い。基本部分でどこか筋を違えているから、論理的にはおかしなものとなる。ただ、トンデモ系の話は、実食できるわけじゃなく、見た目にもキレイに、そして受取側の都合の良い形になっているから、広まることが多い。まぁ、料理系の漫画で時折見かける、見た目は良くできてる、けど味を確かめたら食えたもんじゃない、それと同じなんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月14日 07:55に書いた記事です。

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