月刊コミックガムが休刊、一部はウェブで再開

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いつも月刊コミックガムをご愛読いただきありがとうございます。


この度、月刊コミックガムは2015年5月26日発売号を持ちまして、一時休刊させて頂く事になりました。直前のお知らせとなり、ご迷惑おかけする事をお詫びいたします。現在、新たな媒体での再開に向けて、鋭意準備中です。


今件休刊話については先行する形で執筆関係者の語りなどで伝えられてはいたのだけど、公式としては今件が初めて。まぁ、実雑誌が出てからでないと公知はできないよねえ、ということで。

コミックガムは印刷証明部数の公開をしていないので実売数動向は不明だけれど、少なくとも良い状況では無かったらしい。直前の公知となったこと(何しろ前号、さらには今回号ですら新連載があったぐらいだから、恐らく休刊の話は直前まで決まっていなかったんだろう)、休刊の実情に関して詳しい説明が無いことから、色々ともやもやするものがありそうだ。執筆をしている書き手の方々のコメントや感想イラストからも、やはり「前もって決まっていた休刊」とは言い難い状況が把握できる。

告知文章に「休刊」では無く「一時休刊」とあること、恐らくは一番の人気作品『一騎当千』がウェブ上で連載を始めることが告知されているけれど、それ以外は何の決定も無い(「決定次第」とあるよね)ことも、ドタバタ感が否めない。この類のは「新雑誌の創刊予定」「他雑誌との統合」「ウェブへのシフト」など、ある程度先の話が盛り込まれるはずなのだけど......。紙媒体ともウェブとも書かず、「新たな媒体での再開」と表記しているのも、もしかすると現時点で「紙媒体雑誌としての再構築を成すのか、ウェブ上に移行するのか自身もまだ決定していない」状況なのかも、という想像が。

やはり紙媒体はどこも色々と大変なんだな、特にスマホにシフトしやすい「すき間時間向けのコンテンツ」を提供しているところは......という感は否めない。ネットの普及、デジタル技術の進歩でコンテンツを創生するハードルは確実に下がっている一方で、それを用いて対価を得る、生業とするためのハードルは上がっているってのも、皮肉な話。いや、キンドルなどの電子書籍を使うって手もあるし、結局過渡期にあるだけの話なのかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月26日 06:16に書いた記事です。

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