ファミマのドーナツが袋詰めなのは、むしろ個性になるのかも

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ファミリーマートで発売されているプライベートブランド「ファミリーマートコレクション」のカフェラテのノンシュガーが、実質的にステキ味わいで知られている「酪王カフェラテ」ということでちょいと話題に登っている。それに合わせ、先日から発売を開始した、コンビニ系ドーナツの「FAMIMA CAFE DONUT(ファミマ カフェ ドーナツ)」との相性が良いとの指摘が。......ああ、確かにそれは言える。ファミマからすれば、「そっちのコーヒーじゃなくてスタンドコーヒーを飲んでよ」とツッコミを入れるかもしれないけれど、美味しければそれで良し。そしてこれには同意見。袋入りということで当初はちょっと不安もあったけれど(他のベーカリーに埋もれてしまう、的な)、意外な旨味で良い意味でのだまされた感。


この指摘で気が付いたのは、ファミマのドーナツがローソンやセブン-イレブンと違ってケース売りをしてないことによるメリット。袋入りってことで逆に機動性が高くなる。持ち運びが容易に。売り手側としてはすぐに食して欲しい、消費してほしいってのがあるんだろうし、その需要は確かにあるけれど、その場では無くてちょいと時間・距離を置いて食べたい時には、ケース売りは確かに不向き(中華まんをバッグに入れて運ぶってのは想定しにくいよね、それと同じ)。


あとはこれもあるな。購入時の気兼ねさがあまり無くて良い。ケース売りの場合は「すぐに食べる」ってのが前提になるので、時間帯によっては「え、こんな時に?」という印象を与えてしまうことに躊躇する人もいるかもしれない。袋詰めなら「ああ、明日の朝食かな?」っていう脳内言い訳ができる。「実はこの後食べるんだよ」的ではあるのだけど。

ともあれ。当初は「ファミマがローソンやセブンと違って袋入りでドーナツ展開を始めたのは、色々な思惑があるのだろうけど」といった感じで半信半疑的なところが強かったのだけど、しばらく時間を開けて考え直してみると、そしてその味わいそのものをチェックしてみると、むしろ袋詰めであること自身がポジティブな要素として活きている感はある。

今後の各社の動向が気になる所。ローソンが一発、面白い花火を打ち上げそうな予感はあるのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月 7日 07:08に書いた記事です。

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