「日本の働く女性の睡眠時間は先進国でいちばん短い」「それは一生懸命のあかし」という広告で感じる事

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最初見た時には色々と違和感を覚えたのだけど、精査していくうちに別の違和感が沸き起こってきた話。オロナミンCのキャンペーンポスターのコピーについて、ちょっとアレだろうとの指摘。この類のってコラージュとか、昔のデータを今になって掘り返すってパターンがあるので一応調べてみたけれど、そうではないようだ。その上で考えると、指摘の通り、炎上商法で無い限りは、ブラック云々や差別あれこれという発想も多分に出て来るし、それよりも何より、「それは確かに言われる通りではあるんだけど、それを肯定するような広告コピーってどうなんだろう。商品特性としてはその方向性でいくしかないのだけど、他の発想へと多分にシフトするリスクを考慮しているのだろうか」という疑問が沸いてくる。


問題点は大よそ指摘した通り。最新のデータが2年前に出ているのに、なぜさらに昔のデータを用いて広告の裏付けを取るような形で掲載したのか。作り手側が昔のプランをひっぱり出してきたのか、あるいはデータの更新や精査そのものがずさんな、古い考えによるものなのか。何というか、基本的な部分で、消費者・視聴者サイドの思考にまで想いが至っていない感が強い。

そしてこの違和感は、マクドナルド周りでも感じていること。よもや同じ代理店を使っている......なんていう三流小説まがいな話は避けたいけれど。内部マーケ関係者か、代理店周りのスキルが落ちているのか、現状認識に欠けた部分があるのかな、と疑わざるを得ないのは事実ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月26日 08:22に書いた記事です。

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