「独裁政治」の定義をもう一度洗い直してみる

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AIIB絡みで色々とナニな話が次々に舞い込んできて「規模があまりにも大きすぎるので隠したくても隠せない部分があるんだろうなあ」と思い返しつつ、見方を変えると「この程度は十分想定内で、それすら出来ずにむやみやたらとバスに乗り遅れるなを繰り返す『専門家』って何の専門家なのだろうか」と疑問を呈しながらも。

そもそも中国って独裁国家であることを忘れてるよなあ、という考えに至ったところで、「そういや『独裁』って最近は、事あるごとに今の日本に対して使っている人たちがいるなあ」と思い当たり、意味を再確認してみた次第。上のはWikipediaの引用だけど、他にもちろん複数の辞書も当たっている。内容はほぼ同じ。

現在の中国が独裁制をしいていることはちょっと考えれば、あるいは政治社会歴史の知識がある人ならすぐに理解できるけど、案外知られていない話ではある。他方、すぐに独裁独裁と連呼する人達は、イメージ的な部分だけで使いまわしている感は強い。今度この言葉が出て来たら、「その定義に該当するのはむしろ中国と北朝鮮の2国ですよ」と指摘するのも興味深いかもしれない。

この「言葉のイメージだけで誤用・濫用する」ってのは、例えばハイパーインフレや徴兵制が好例。本当に素で勘違いしているのなら仕方ないけれど、半ば意図的に、印象を悪用して使っているのなら、ボンガボンガと指摘する必要があるのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月17日 06:21に書いた記事です。

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