売っているものは買いましょう、お金を取るのには意味がある

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2ケタだろうが3ケタだろうがそんなメッセージは無視すればよいまでの話......で済めばいいのだけど、実際この類のメッセージを受ければ分かるのだけど、そうと理解していても、やはり心がえぐられるのだよね、これが。また、中には粘着質の方もおられて、同じ内容を残響音のように繰り返して来たり、さらに内容をエスカレートしたり、さらなる行動に出たりするから始末が悪い。

先の10式戦車の動画をYouTubeとニコ動の双方に挙げた話でもちょいと触れているのだけど、展開するルートを増やすってのは、それだけ触れる機会を増やすことになる。自分の作品をネットで公開しても見る機会が無かった、ネットのアクセス環境はあるけどたまたま目に留めなかった人でも、物理的なアイテムとして展開することで、新たな機会が生じ得る。また、ネット上の作品と紙媒体の間に異なる価値を見出す人もいる。それが自分でプリントしたものでなく、創り手が印刷したものならば、なおさら。さらに、作り手への支援ってのも意味合いとしてはあるのかもしれないな。

まぁ、あれだ。今件のように「無料公開品を有料化で併用販売するな」「高すぎる」ってのは、いわゆる顧客ロイヤリティとしては低い存在なのだろうなあ、と頭の中でもやもや感。ただ、いわゆるフリー文化に慣れていると、この辺りの話は容易に問題として出てくるのだろう。作り手のプロセスを考慮せず、全ての物品はタダで生成されうるという概念が、深層心理として刻まれてしまうから。

似たような話をもう一つ。


補足説明をしておくと、対象タイトルやら公式サイトはあえて特定せず(どうやらR18系らしい)。そして「割れサイト」というのは、非合法的な方法でコピーされ、配布されたり販売された、商用ソフトの事を「割れ」と呼んでいることから。さらにその言葉は由来が結構複雑で、

「Software」の「ware」を複数形にして「wares」


「wares」がスラング化して「warez」

「warez」は本来「ウェアーズ」と呼ぶが日本ではローマ字読みして「われず」と読むように。

「われず」が「割れず」になり「割れ」と略されるように


という形になる。DVDなどの媒体をぱきゃっと割って分けるようなイメージもあるけれど、そんな生易しいものでは無いってこと。単にコピーしてばら撒いたり、コピー品を売る感じ。昨今でも時折スパムメールにある「某ビジネスソフトが数分の一の価格で云々」ってのは大抵それ。

種もみを食ってしまうってのは、例の「脱成長」を語る方々の筋と雰囲気が似ているなあ、という感を覚えつつ。直接自分にマイナスの影響が生じるとの発想が無いからこそ、種もみを食べてしまうのだろう。また、フリー云々の話にもあるように、それが悪いことという意識が無い、さらには正当化しているってのも一因かな。以前ゲーム機用のコピーツール周りの話をした時にも「高すぎるから買えない、子供に買ってやれない。仲間外れにされるのがかわいそうだ。だからコピーする」という、「お前は何を言ってるんだ」的な内容をドヤ顔で語る方から「ご意見」を複数いただいた経験を思い返したりもする。

ともあれ。値段をつけている商品には、相応の理由がある。それが不満なら買わなければ良いまでの話で、違法品に手をつけるのは愚の骨頂。結局創作者自身と、その創作物を楽しんでいる人達の首を絞める事になるのだからね。......それともアレかな。作り手をブラック企業的な状況に追いやるのがお望みかな? あるいは「自分だけならいいだろう」という、ありがちな「俺が良ければ他はどうでもいい」というパターンかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月14日 08:01に書いた記事です。

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