ホテルの新聞無料提供サービス、結構あるみたいだな

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先日の【ビジネスホテルを利用している人に聞きたい、新聞無料サービスの件】の後日談的な話。半年毎に本家サイトで定期更新している、ABC協会のデータを間接的に利用した主要新聞紙の発行部数の解説記事でも以前「読売はホテルなどの商用施設での営業を頑張っているから部数が伸びている」的な話をしていたけれど、あるいは今件のがその主要な内情だったのかあ、と考えると気にならずにはいられない。てっきり顧客向け有料サービスとか、待機所にあるホルダーがけの共用購読新聞かと思っていたから。そうではなく無料サービスなら、提供された部数と購読者数との関係は、一般に販売されている、あるいは世帯単位で契約されているものとは随分と違ってくる(そもそも施設に持ち込まれた部数に対し、どれだけの比率で読まれるのかってのが全く把握出来ない)。


昨日の限りでも結構あちこちでホテル関連での新聞提供サービスがある話をうかがうこともできた。最初の検索結果にもある通り、ホテル側でサービスとしてアピールしているのも結構ある。そして見た限り、提供されている新聞の消費率は高いようには見えない。

自社商品をどのように提供しようと、それは提供する側の自由であって、それは特に問題では無い。今件も新聞社なり販売店から無料で提供されているのか、それとも実売価格で販売しているのか、値引き価格で卸されているのか、ホテルサイドの言及が無いので一切わからない。一方、発行された部数をそのまま、ほぼすべてが家庭や鉄道などの施設で販売され、部数に比例するような購読者の目に触れている前提で、対外的なアピールをしたり、広告効果を測定することに、問題はないのかなあ......と想ったりもする。

そりゃ公称発行部数10万部・実態発行部数1万部、広告料金は公称部数を前提にお願いします、なんてのと比べればマシだろうけどさ。

こんな感じで部数の確からしさがぼやける位なら、号外などで一部行っている本紙のPDF化とプリントアウトが可能なスタイルを常用化し、離島などでも即時閲覧、さらにはプリントしての配布が可能にした方が、よほどためになると思うのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月11日 07:49に書いた記事です。

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