「効果が二倍になるから薬を二倍飲んじゃった」がなぜいけないのか

| コメント(0)


薬を服用する際の注意事項として、説明書に書かれている、医師から指定されている量に対し、自分の判断で「2倍飲めば2倍効果が出るに違いない」「身体の調子が良くなってきたように思えるので、1/2の量でイイヤ」と勝手に量を変えてしまうことは、やってはいけないってのは良く聞く話ではあるし、病院やお薬で見かける書面や関連パンフレットでも何度となく見聞きする。

指定された量を勝手に変更することで、上記のような状況が発生するのが常。まぁ、一般大衆用医療品ではなく、処方されるタイプの薬だと、効用が薄いから処方する量を2倍にしましょうかといった形で医師から変更が成されることも多いけれど(当方もよくある。2倍に増えたり1/2に減ったり。一気にゼロになるわけじゃないんだよね)、それとて専門家の判断によるもので、服用者自身の問題では無い。


まぁ、これは半ばジョークだけれど、イメージ的には近しいかもしれない。あとはレトルトカレーのLeeの辛さとかね。10倍で幸せだから50倍なら5倍幸せがと思って口にしたら、トイレとお友達になってしまったとかいう話。

また、副作用の面もリスクがあるかな。この量までなら現状では副作用は事実上無視できるけれど、その量を超えると現状では看過できない副作用が生じてしまうよ、的な。思いっきり飛躍するけれど、2倍飲んで効果が2倍なら、ひと瓶丸ごと飲めば瞬時に病気が治ってしまうことになる。でもそんなことはありえないよね。つまりはそういうこと。

医者の言うことを信じるな、的なトレンドが一部であるようだけど、特定事例を除けば実態は「『医者の言うことを信じるな』は信じるな」というところ。仮に医者を信じずに、それ以上の確証性のあるものを信じるとして、それはいったい誰なのかな? そしてその裏付けは? と考えると......ということだな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年4月 2日 06:33に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「レモンジーナが売れすぎて出荷一時休止との話」です。

次の記事は「なるほど必要不可欠なのね、同人誌と奥付、そして発行責任の話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30