ケンタがブランドロゴの変更、国産強調のチキンパックも発売へ

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日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(社長:近藤 正樹、本社:東京都渋谷区、以下:日本KFC)では、日本におけるKFC45周年を記念し「国内産チキンパック」3種を、本年3月25日(水)より発売します。


「国内産チキンパック」は、国内のKFC登録飼育農場で大切に育てたハーブ鶏を使用した「オリジナルチキン」、やわらかい国内産チキンの胸一枚肉を使用した「骨なしケンタッキー」、骨なし、皮なしの国内産の鶏胸肉を使用した「カーネルクリスピー」を組み合わせたバラエティに富んだお得なパックで、ご利用機会に合わせてお選びいただける3種類をご用意します。

また、日本でのKFC45周年を記念して新たに、「Love&Quality」というメッセージを配し、創業者カーネル・サンダースをデザインしたロゴを制作、本パックをはじめとするパッケージに使用いたします。そこには、"45周年を迎える本年、カーネル・サンダースから受け継いだこだわりの品質とおもてなし、そして、おいしさを、これからもお客様のために"という気持ちを込めています。


以前紹介した通り、ケンタッキーフライドチキンは元々国産鶏肉を使っていることが売りの一つで、わざわざそれを再確認する形で「国内産チキンパック」をアピールするあたり(無論詳細な解説が改めてなされているのだけれど)、その必要性がある、さらには効果があるという判断が下されたことになる。

また新しいパッケージ向けロゴを作り、そのメッセージに「Love&Quality」と書き連ねるのを見るに、これまで以上に品質の維持向上を商品開発展開の主軸としていくことへの意気込みを示したと見る事が出来る。

安けりゃ何でも良い的なデフレ感覚が少しずつ薄れ、ファストフード業界に限ればむしろ昨年から続く「品質管理問題」の暴風雨の中で、ケンタがこれまで以上に自らのポリシーを守っていくことを宣言した......ように見えるのは当方だけかな。

価格の引上げ・引き下げは容易だけれど、品質を上げ下げした結果生じる客からの信頼の変化は、一度失われてしまうと取り戻すのが難しい。単なる信頼性だけでなく、企業全体の体質改善という意味でも。一度構築された仕組みはなかなか再構築できないんだよね。大きな船と同じで、勢いがつくとかじの変更が利きにくい。

モスバーガーも先日から和風仕立てのメニューを続々発売し、攻めの姿勢を見せている。ケンタは少々ずれる部分があるけれど、ハンバーガー系ファストフードのカテゴリには違いない。主翼だったマクドナルドのつまづきを見て、反面教師にしているところもあるんだろうな......というのが、今回のケンタのリリースに関する素直な感想だったりする。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月24日 07:01に書いた記事です。

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