コンビニ業界異常あり? ローソンがココストアと交渉......と思ったらファミマという話

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コンビニ国内2位のローソンが、東海地方中心の中堅ココストアを買収する交渉に入った。業界では3位ファミリーマートと、4位サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスが経営統合をめざして協議に入ったばかり。再編劇は中堅を巻き込んで加速してきた。

先日【2016年9月をめどにファミマとユニーグループが経営統合へ・本格協議開始】でも伝えた通り、ファミリーマートとユニーグループの経営統合に向けた協議が始まったという話が出たと思ったら、今度はローソンがユニーグループの買収話云々との話。ユニーグループは店舗数が412+283で695店と中堅どころではあるけれど、東海地方に強いのが特徴。ローソンは先日ローソンマートやローソンストア100関連のドタバタがあって、それの後処理的な対策に経営リソースを割いているはずなので、あまり動きは無いかなあと思っていただけにちょいと驚き。

と、思っていたら。

コンビニエンスストア3位のファミリーマートが、中部、九州地域を地盤とする同業の中堅、ココストア(名古屋市)の買収に向けて、交渉に入ったことが13日、分かった。今後、資産査定などを行い、具体的な買収額を詰める。ローソンもココストアの買収を検討していたが、入札をへて、ファミマが優先交渉権を獲得したもようだ。

という続報。一日のうちにローソンからファミマに交渉権が移った。もちろんファミマもローソンの今件に関しては「それっぽい話は否定はしないけれど、うちらが発表した話じゃないし、決定事項はまだ何もないぞなもし」的な公式リリースを出すのみで、具体的なものは無し。入札云々って描写まで出ているので、内部的なリークがあったんだろうな。正しい情報であるか否かはともかくとして。

コンビニ四天王という表現が遠くないうちにコンビニ御三家になりそうな感じだなと思っていたら、その御三家がさらにパワーアップする事態も同時進行している。いわゆる寡占化が進みそう。便利で合理的ではあるんだろうけど、利用者側から見ると多様性の欠如ってのは、ある意味リスキーなんだよね。統合化に伴い利用できる店舗が減る可能性もあるわけだし......。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月14日 07:39に書いた記事です。

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