アナログ時計が疲れない、その理由とは......

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これは多分にケースバイケースな話で、ライフスタイルによるところが大きいと思う。つまり時計を目にする、時間を気にする時の状況が「今現在」を知りたいのか、「自分が知りたい時間に対してあとどれ程残り時間があるのか」を知りたいのか、どちらが多いのか。前者ならばデジタル時計がそのまま答えをぽーんと表示しているので事が足りるのだけれど、後者の場合はそうもいかない。ところがアナログ時計の場合は、ざっとではあるけれど見た目で瞬時に把握できる。頭の中の一瞬の計算の分、デジタル時計の方が疲れるのでは......という話。

「だったら最初からデジタル時計にも『残り時間』を表示すればいいじゃん」と思ったのだけれど、よく考えてみたら時計を見る時に「目標時間が何時何分か」ってのは、見る機会毎に違ってくる。そのたびに目標となる時刻を入力する? 余計に疲れる、本末転倒。

アナログ時計は単に見ていて風情があるとか昔から慣れているからっていうものの他に、こんな効用もあるのかなあ、と思い知らされる指摘。まぁそこまで考えて時計を見ている人はあまりいないのだろうけれど、確かに改め手考え直すと、そんな気もする。まぁ、慣れてくれればデジタルでもさほど苦にすることなく、見た時の需要の一つ「あと何分か」ってのは分かるようになるのだろうけど、それを出す時の脳内リソースの消費が問題なんだろうな。

でもアレだ。携帯電話などデジタル系のアイテムにアナログ時計を表示させるってのは、ある意味知的ではあるけれど、同時にどこか間が抜けている感は否めない。なんか不思議感。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月11日 06:02に書いた記事です。

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