商売だからインパクトのある、需要がありそうな情報を...で、その需要って誰が作ってるの?

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先日の震災周りの話などでも「需要があるから仕方ないやん」的なツッコミもあって、ふと思った件と合わせ。先の中学生に関する事案では特に顕著なんだけど、「果たしてそこまで詳細に速報的に伝える必要があるの?」的なニュースの流れ方にちょいと疑問を覚えさせる。また不必要な、さらには指摘の通り不快な情報まで多分に流されるのを見ると、感情論に振り回されて事実や本来の主旨がないがしろにされている感も否めない。中学生事案に絡んで「少年の凶悪犯罪が増えている」云々ってのも結局、多分に印象論が先行して数理的・統計的な話で裏付けられたものは無いし。

人は感情で生きている存在であるし、それが多分に意思決定を左右することは否めない。ただそれを先行するとそこには不毛で不合理で非生産的な結果が待ち受けていることになるし、それを悪用する人達の懐だけがふくらむことになる(先日の震災周りで煽動した人達の話が良い例)。「かんぽの宿」も良い例だよね。


で、指摘の通りそのような感情論・印象論的な部分に需要が多分にあるのは事実だし(ヤフー個人ニュースやオーサー権限のニュースコメントでも、韓国・中国周りの反発的な話やそれに追随するコメントほど人気を得られているのが良い例)、それが一番簡単で分かりやすいビジネスとしての切り口ではあるのだけど。その流れを創っているのも結局報道側で、結果としては盛大なマッチポンプになってるんじゃないの、という気がする。

需要があるのは果たしてその切り口、手法だけ? そしてその手法を用いるにしても虚偽やら煽動話でなく正しいことや報道として本来伝える必要がある情報を多分に盛り込むことは出来ないの? 単なるエンタメ系タブロイド紙とやってることは同じじゃない?

果たして違和感を覚えるのは当方だけなのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月 3日 07:49に書いた記事です。

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