AOLニュースを久々に見て「なにこのまとめサイト」と思った瞬間

| コメント(0)
↑ AOL Newsの一つ、タイトルで草が生えている
↑ AOL Newsの一つ、タイトルで草が生えている


かつてインターネット・エクスプローラーとシェア争いで壮絶なバトルを繰り広げていたネットスケープ。多様な事業を展開し、ニュースポータルみたいなこともやっていたのだけれど、最終的にAOLに買収されて今ではAOLがそのポータル事業を引き継いでいる......という話は以前インターネット系の歴史を調べた際に知った話。ネットスケープはそれなりに歴史と権威のあった場所ではあるし、それを買収したAOLもそれなりに権威高い、信頼性のある場所かと思ってたのだけど......。

先日あるツイートでそのAOLが配信している「Aol News.」なるポータルニュースサイトのニュースを目にし、リンクをたどって元ニュースを見てびっくりした。タイトルが

で、改めてトップページに戻ってAol News.の内容を確認したら、なにこれスゴイ。単なるまとめサイト&自称キュレーションサービス的なものになっちまってる。いやぁ、まあ、その、何だ。「これがトレンドですからー」「うちの方針なんですよ」ってことならそれはそれでいいんだけど。本家のAOLはこの状態を認識してるのかな。そしてざっと記事内容を見た限りでは、それこそどこにでもあるキュレーションサービス的なものと変わり映えがせず、ここでチェックしなきゃならない必然性が見つめられない。仮にトレンドを求めての方針だったとしても、トレンドにこだわりすぎて個性が無くなり、存在意義が薄れてしまった感。まるで「ガングロが流行りだし目立つから」ってことでガングロにしてみたら、猫も杓子もガングロ状態で、かえって没個性化してしまったようなもの。

色々な意味で良い見本になってしまったなあ、というのが正直な感想。あとやっぱり法人系のニュースサイトが記事タイトルで草生やすのを連発するってのは、トレンド云々以前の問題で控えた方がいいと思うな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年3月12日 06:08に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「パソコンしぐさ」「パソしぐさ」をパソコンを使う時の決まり事として......」です。

次の記事は「部数がいっぱい落ちたのは読売か朝日か」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30