週刊アスキー、紙媒体版は5月末で終了し、今後はネットへシフト

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週刊アスキーのネットメディア『週アスPLUS』が月間800万UU超を記録、国内最大クラスのデジタル情報サイトに成長し、NTTドコモ様のdマガジンをはじめとして、週刊アスキー電子版も好調に読者様を増やしています。私たちの情報コンテンツをお届けする手段として、これらネット/デジタルの割合が圧倒的に高くなったため、週刊アスキーは5月26日発売号にて印刷版の刊行を停止、6月よりネット/デジタルに完全移行します。

週刊アスキーっていうと【直近の印刷証明関連の記事】によれば9.6万部の印刷部数を誇る、エンタメ系では中堅どころ、電撃プレステとタメを張れるような存在。でもやはりKADOKAWAの合理化政策には勝てず、なのかリリースにあるように動画への注力をダイナミックにシフトし、テレビ的なスタイルを目指したいからなのか、は不明だけれど、紙媒体版は5月末でオシマイとし、デジタルに一本化するとのこと。その際、現在のウェブ版が「週アスPLUS」だったのを大本の名前を踏襲する形で「週刊アスキー」としてしまうとの話。なんだかややこしい。

デジタル版でアクセスはともかく採算性が確保できるのかどうか、ちょっと不安な部分があるけれど(採算云々で紙からシフトしたのなら、ウェブ上で採算が取れなければ休刊しかないからね)、今後どのような切り口を見せてくれるのか、ちょいと気になる。それにしても印刷証明部数の記事、まだ一誌減ってしまうなあ。


以前週アスでは無くアスキーそのものを調べていた際に、アスキーの週刊化の話があったけど、こんな裏話があったのね。刷新のためには新しい血を取り入れるのが施策の一つとしてよく用いられるけれど、それが拒絶反応を示してしまったという良い例なのかもしれない。

果たして今後、デジタル化した週アスがどのような道を歩むのか。デジタル方面で鋭い切り口の記事をボンガボンガと展開してほしいものではある。特に動画に注力するとのことなので、レポート系のものが増えると嬉しいのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月31日 06:23に書いた記事です。

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