「ビッグイシュー買ったよ」と口コミすることの意味

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ビッグイシューというのは本家サイトでも何度か紹介した記憶があるのだけれど、「ホームレスの社会復帰に貢献することを目指すとする企業であり、またイギリスを発祥に世界で販売されるストリート新聞」のこと。日本版では月2回刊での刊行スタイルとなっていて、定価は200円。販売をしている当人が売った代金の何割かを手元に残せるもので、その金額が生活支援となる。運営側が商品を提供し、販売者としての就労口を当事者に与えるようなもの、かな。当方は残念ながらまだ直にその販売状況を見かけたことは無いけれど、興味深い話ではある。

で、そのビッグイシューを買ったことをシェア(ここでは内容を頒布するのでは無く、購入行為や感想などを伝えることを意味する)することが、寄付好行為を周囲に公知するのに似ているとの話。購入行為が半ば寄付のようなものだから、考えていればイコールとなって当然。そして指摘にもあるけれど、この類の売名行為......というと表現がアレだけど、公知行為はやってもいいと思う。当方も賛成。


ビッグイシューの購入行為のシェアが他の寄付行為の公知と違うところは、あえて言えば実行者自身もしっかりとした便益を得ていること。内容が充実しているので、本を買って、それと共に貢献もしたよ、ということ。......ああ、これってあれだ。震災後にはとりわけよく見かけるようになった、売り上げの一部はどこそこに寄付されますという類の商品を購入するのと同じなんだな。あるいはちょいとベクトルは異なるのだろうけど、ふるさと納税でお礼の品を受け取った感じ。

一方こちらは寄付行為そのものが結構こっばずかしいので、赤い羽根ではなく、ビッグイシュー的な感じで具体的な対価を、例えばクッキーなりレモネードを出してみたらどうかという話。寄付購入行為のシェア以前の問題ということ。それをし易くするために、購入のついでに寄付みたいな感じになってるよー、というのは面白い。赤い羽根を茶化すのではないけれど、発想の転換としては一理ある。

ただ真面目になって考えてみると、手作り周りでの展開となると食品衛生法やら路上販売周りの法律が絡んでくる。だってクッキーがOKならお弁当でもいいじゃん? ってことになりかねない。境界線はどこに引くの? ということ。あるいは発想を変えて、メーカーに赤い羽根の形をしたクッキーを創ってもらい、それを寄付の代償として提供する。受け取り側はあくまでも購入したようなものではあるけれど、受け渡し側は単なる記しとしてのもの......ってやっぱり色々と難しいかな。飴玉などの新商品の試供品を駅前で配っていることがあるけれど、あれと同じような感覚で出来ないかなあ。個人的にはクッキー一枚入りの缶バッジとかが欲しいな。勲章みたいな感じになる。

この辺りは実働する場合、関連各方面の法令とにらめっこする必要はあるのだろうけど、面白い考え方ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月27日 07:53に書いた記事です。

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