「家の鍵の写真はアウト」想定しがたい話ではあるけれど、用心にこしたことは無い

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先日の【合格して超ウレシイ、でもちょっと待って。それツイートしていいの?】と絡めた、個人情報に関する話。どのような状況かはケースバイケースだけれど、自宅の鍵を写真に掲載してしまうと、その鍵の情報を元に色々とヤバいことになるよ、という話。鍵そのものが一度複製されてしまえば、あとはその家そのものを特定されることで......まぁ、そこまでは普通の思考の持ち主ならしないはずだけれど、斜め上の考えを持つ人はどの世界にも必ずいる。さらに特定の意志を持つ人はあらゆる手段を駆使するので、その手段を提供してしまうのは愚の骨頂でしかない。

世の中には多種多様な情報があるけれど、それがデジタルデータ化されて誰もがどこででも取得でき、さらに検索が可能になったことで、容易に取得できるようになった。いわゆる「絆」的な情報のリンクがすぐに導き出せる......というと少々語弊があるかもしれないけれど、連動性のある情報のリンケージを行うハードルが、無茶苦茶下がっている。その「場」にわざわざ写真を撮って情報を放り込む必要は無い。

これ、よく言われることだけれど、雪が降ったとか雷が鳴っているなどの気象状況をアピールするために自宅近所の情景を写真に収めて掲載すると、そこから自宅を特定されてしまうってことも十分にありうる。いくつかの情報から候補地を絞り、それらを合わせてGoogleMap上で特定するって事案も、少なからず見受けられる。住所データそのものは公開していなくても、ね。

デジタル情報とアナログ情報の違いについて、感覚的につかみにくい人もいるだろうし、経験を積まないとその概念的相違は認識できないかもしれない。けれどネットインフラが生活に不可欠となった昨今では、その認識・概念は絶対に身に着けておかねばならない。自分の個人情報なんて誰も気にしていないっしょ? とか甘く見たら大間違い。その当時は気にしないかもしれないけれど、後々気にされる事態が発生するかもしれない。

またLINEのようなクローズドなコミュニケーションツールでも、この類の情報の露出はアウト。第三者に知られないから問題ない、と思ったら大間違い。自分が伝えた知人の誰かが、不特定多数が閲覧できるネット上にアップロードしてしまう可能性はゼロじゃないからね。「誰にも内緒だよ」と親しい友達に秘密の遊び場所を教えたら、その友達の一人がクラス全員に吹聴してしまった、みたいな感じと例えれば分かりやすいかな。


まぁどこまで実際になされているかはともかくとして。情報は武器にもなるし防具にもなるという良い事例ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月18日 07:27に書いた記事です。

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