「旅券をはく奪された」ジャーナリストを「報道の自由」を掲げて擁護する、それっていいのかな

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ぶっちゃけると自由業・自営業の類は自ら名乗るだけで特に資格などは必要ないことから、いくら名乗っても構わないのだけれど、実力がある、結構知名度の高い、影響力を持つカメラマンやジャーナリストの方々の中にも、今件において「ジャーナリスト、カメラマンを名乗っているから」というだけで深い精査もせずに諸手を挙げて擁護している向きがある。それって大丈夫なのかな、という話。まぁ、該当当事者の実情を精査すれば、立ち止まって考える位の慎重さはプロには必要だと思うのだけれど。


指摘にある通り、多分に「自称」系な人がヤンチャをした際に、それを無条件で擁護してしまうと、結局本当のプロ、皆から必要とされている人までマイナスの影響を受けてしまうことになる。案の定、戦場ジャーナリストな方々や在外ジャーナリストを名乗る人たちを中心に、この旅券問題に対して取材が出来なくなる、自由が云々という主張を見聞きするけれど。

まずは当事者のバックボーンや旅券周りのあれこれについて取材をするなり精査をし、その行為がどのようなものだったのかを確かめる事こそが、ジャーナリストとしてはもっとも大切なのではないかな。脊髄反射しているようでは、それぞれのスキルが疑われてしまう気がしてならない。あるいはジャーナリスト、カメラマンという肩書を特権階級のようなものと認識して、それを侵害されるのではとの思いからの反応かもしれない。いずれにしても首を傾げる話には違いないのだけれど。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月11日 08:27に書いた記事です。

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