年金問題のプロモ漫画とそのツッコミと環境把握

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漫画の内容そのものにもツッコミどころが多々あれど、その漫画をネタに騒いで煽動するまとめサイトの所業がツッコミの宝石箱状態だったんで、ちょいと放置していた事案。また別件をきっかけに再燃し、ちょいと興味深い指摘があり、それを見ていたら色々と資料の投げ合いによる流れが出来たので、まとめる形で。

年金制度がどたばたしているのは、途中で改正されてしまったのも一因だけど(1985年の基礎年金一元化で賦課方式に移行した)、同時に制度が始まった時の状況が語られることも滅多に無い。その辺りがサクッと抜けている......だけじゃなくて、現状の雇用状況もほとんどスルーされている。

年金周りの調整をする一環として、定年の引き上げもなされているけれど、これが結局若年層の雇用の足をひっぱり、年金を支える側の力をますます削っている形になる。前にも使った言い回しだけど、長老たちが種もみを食べてしまい、農家の人たちが新たに種まきが出来ない状態。


結局のところ、リソース(主にお金。色々なものに置換できる象徴的、概念的なツールだからね)は一定で、特定要素に配分を増やせば、他の部分が割を食う。自分のふところに少しでも多くを求めるのは人の「さが」ではあるけれど、全体を見渡した上での発言でないと、単なるわがままでしかないという状況になることもある(昨今の中東事案における自己責任論周りにもつながるんだな)。

指摘にもある通り、再生産などを考慮すれば、現在のリソース配分は明らかに不均衡でしかない。それが多方面においてひずみを生じさせている。社会全体への不信感とかも合わせ。上の非正規雇用周りを精査した上での労働環境状況に関しても、公的で無料にて手に入る資料の精査だけで、現状を理解するには十分なのにもかかわらず、感情論でひた走る向きが多いってのは、色々と不幸な話ではあるなあ、と。

蒔かぬ種は生えぬ。食べちゃったらそれでオシマイ。一歩引いて考えれば、すぐにでもわかる話なのにね。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月10日 08:01に書いた記事です。

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