マクドナルドの2015年1月業績は売上高マイナス38.6%

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日本マクドナルドホールディングスが5日発表した1月の売上高は、全店ベース、既存店ベースとも38.6%減と大幅なマイナスになった。これは昨年8月の25%減を上回り、2001年7月の上場以来、最大の落ち込みとなった。

数字を見た時にちょいと自分の目を疑ったのが、このマクドナルドの1月分月次業績。確かに最近、マクドナルドの近くを通り過ぎる時、以前と比べて客の数が減っているという実感はあったのだけれど(具体的にカウントしているわけではないのだけど、明らかに様相が異なる。喧騒さが見られない)、よもやここまで減っていたとは。

また先日問題視された異物混入問題は、昨年夏の鶏肉問題以上に大きな打撃となったのも、はたから見ててもちょっとショック。というよりは、鶏肉問題の余韻があり、異物混入問題の打撃が相乗効果的なものとなったんだろうな。

もっとも日本の場合は相次いで具体的なトラブルが生じて大きな客減少のさなかにあるけれど、海外では健康志向などを受けた中長期的な業績不振がここにきて本格化し、CEOが変わるなどの事態が生じている。デフレからの脱却などの問題では無く、食生活の上で大きなシフトが起きているのかもしれない。

先の金融危機の時にはチョコレート系業界や一部缶詰食品メーカーと共に、不況でも好況でも業績が良い企業の一つにリストアップされていたんだけどなあ、マクドナルドって。少なくともここしばらくは月次業績が出るたびに、こんな話が取り沙汰されることになるんだろう。

今後の10年を見極めて、しっかりとしたかじ取りが求められる時期なんだろうな。鶏肉も異物混入もいわば、これまでの負債が露呈化したようなものだし。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月 6日 06:31に書いた記事です。

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