銀行のサイトを模したフィッシングの実情、なるほどこんな風だったのか

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先日からツイッター上でリスト型ハッキングによる偽ブランド商品サイトへの誘導ツイートがなされたり、Facebookなどで世界規模のDDos攻撃が行われるなど、何かとネット上で騒がしい話が続いている。主要銀行周りの偽サイトによる口座データ取得話もその一つで、先日当方のメインバンクからも「注意すれ」的なメールが来た。また、オンラインゲームの偽確認メールは毎日のように来ている。俺、そのゲームもポータルサービスもアカウント持ってないっての。

で、主要銀行の偽サイトことフィッシングサイトについて、色々と検証している人が居た。偽画面に注意と書かれている偽サイトとは、メタ世界的な感すら覚える。


興味深いのは偽サイトと認識した上であえてアクセスを続け、その実態を分析していること。今件は全部の暗号を入力させた上で、用が済んだからとばかりにエラーメッセージを表示させ、本物のサイトに移行する仕組みをとっているという。なるほどこれなら利用者の中には、自分が偽サイトを一時的に使っていたとは気が付かないかもしれない。

情報の盗取で怖いのは、その情報で何かの行動がなされてしまうまで、盗られた側はそれに気が付かないって事。つまみ食いのように、実際にモノが無くなるわけじゃないからね。今件の事例でも、エラーの後に普通の銀行業務が出来てしまうと、その時は情報を盗まれたとは気が付かないかもしれないわけだ。

レポートしている方の話によると、該当サイトはあちこちのドメインを渡り歩き、偽装を続けているという。ドメイン周りを見ると、「また中国か」的なところがあるし、そのパターンなら次から次へと沸いてくるので、使い手側の注意レベルを上げておくぐらいしか対処法がないんだろうな......。


同じ方による報告で、当方も何度か受信しているメールはこのタイプ。結局のところこのような所業が利益にならないような手を講じるしかないんだろうね......倫理観とかは無いものとして見た方がいいのだろうし。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月28日 07:45に書いた記事です。

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