"「自己責任論」と「首相責任論」を考察"という専門家のお話を読んで

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これもまた現在進行形の事案をトリガーとしたお話で、その事案そのものの言及は避けるとして。一専門家先生による、「自己責任論」も「首相責任論」も双方とも良くない、というお話が注目を集めていた。某所で目立つ形で、多くの人の目に留まるように掲載されていたから当然の話。またmixi経由で配信されていたニュースでも、やはりある弁護士先生の弁として似たような話が展開されていた。そちらはもう少し訳の分からない内容で、「自己責任論」は社会を滅ぼすからダメだというもの。

双方とも直接リンクを張るとその記事への恩恵となってしまうので、あえてリンクは張らないでおくけれど。後者の方は「極端な「自己責任論」の台頭、社会崩壊を招く?」的なタイトル。

おまえは何を言ってるんだ、みたいな。


まぁ大よそ上記で語ってしまってはいるのだけど。多分に胡散臭さを覚えるのだよね。二分法で割り切らせる錯誤をもたらす誘導をしている。自己責任の否定は責任感の否定であり、それこそ社会の体制そのもの崩壊を意味する。何やったって責任を取らなくてよいということになれば、そこには無法状態しか存在しない。そもそも法とは行動に対する責任を明文化したものなのだから。それをよりによって専門家やら弁護士やらが語るとは。

とりあえず今後ツッコミを入れる機会が生じるかもしれないので、覚え書きも兼ねて。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月25日 07:50に書いた記事です。

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