講談社の漫画雑誌が6月までにすべて電子化、確定&公式サイトオープン

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講談社は、6月までにすべてのマンガ誌を順次電子化し、各電子書店にて配信することを発表した。まずは1月5日にヤングマガジン、6日に月刊少年マガジン、7日に週刊少年マガジンの3誌を、紙の雑誌と同時に配信する。本日1月5日、特設サイトもオープンした。

先日【「講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信」との報道】で伝えた事案、講談社のまんが系雑誌が6月までに電子版の同時発行化への体制シフトの件。これが正式に発表され特設サイトもオープンした。先行して展開されている複数の雑誌である程度模索した上でテンプレを創って、一斉に適用する......という形なんだろうな。紙媒体では難しい期間限定の値引きとか、ちょっとしたオマケ的なプラスα企画の展開とかが高い機動力で出来るようになるので、大いに期待したいところ。また、大手他社の動きも加速化されるだろうね。

一方で紙媒体版の動向に小さからぬ影響もあるんだろうな、という感はある。電子版買うから紙媒体版は要らないって人も少しはいるだろう。また、すでに電子化を進めていた幾つかの雑誌が仕切り直しされる時の混乱ぶりもちょいと気になるところ。

また、今件は現時点で講談社の公式なプレスリリースが見つからない......ので、本家での記事掲載はナシ。恐らくは本日中にリリースポータルサイトに掲載されるのだろうけど。で、引用元のナタリーさんの記事をよく見ると、プレスリリースが無いと分からないような記述に加え、更新タイミングが今日の深夜ゼロ時となっている。これは事前に資料が配布され、報道規制解除が本日付だったという解釈でほぼ間違いない。先日の朝日新聞の報道は、その事前リリースに関して、規制を無視して展開されたのか、それとも新聞社にはその類の規制がかけられていなかったのか。色々ともやもやさせられるような状況を、分析してみたりもする。

それにしても先の第一報では「コミック誌」、今件の報道では「マンガ雑誌」。同じ対象を指示しているのだけど、随分と印象が違ってくるね。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月 5日 05:46に書いた記事です。

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