原油安が止まらない・1バレル50ドルを切った現実

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6日の原油先物相場は、前日の急落を受けても下げ止まらず、北海ブレントは52ドルの水準を割り込み、5年半ぶりの安値を更新した。供給過剰懸念が高まっている。

需給の緩みが嫌気される中、サウジアラビアのアブドラ国王はこの日、サルマン皇太子が代読した演説のなかで、石油価格の下落によってもたらされた課題に対し同国が「断固たる意思」をもって対処すると表明。だが生産量維持の方針を見直す考えは示唆しなかった。


ここ半年ばかりの原油安の状況は、多分にOPEC側のシェールガスへの対抗による意図的なものであるというのは以前にも何度かお伝えした通り。先日、WTIが1バレルあたり目安となる50ドルを切り、下げ止まらない状況を改めて認識される形となった。6日の時点ではまだOPEC側が生産調整の動きを示してはいないので、「断固たる意思」が何を意味するのかは色々と考えたくなる話ではある。


50ドルは良い区切りなので、そこに達した時点で戦略を切り替えるとは思ったのだけど、現実はそんな甘いものでは無く、チャートを見る限り現時点では昨日の夜半につけた47ドルを底値にちょいと持ち直したものの、50ドルを切る状況は続いている。反転に入ったのか、騙し的な状況なのか、現時点では判断が難しいところ。

原油を消費するサイドにしてみれば安いにこしたことはないのだけれど、その原油で稼ぎを得ている国や企業には頭の痛い話。国際情勢にも影響を与えるし、金融市場もちょいとざわざわモードに入っている。OPEC側の動きを見極めたいところではあるけど、しばらくはカオスな状況が続きそうな気はする。中長期的にはまた値を上げてくるとは思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月 8日 06:59に書いた記事です。

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