ポリゴンや妖怪ウォッチ...色々な形でよみがえる淀川長治さん

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映画評論家でテレビ朝日系映画番組「日曜洋画劇場」の解説で知られた故・淀川長治さんの姿をCGと生前の生声で再現した、動画配信サービスHuluのテレビCMが今月16日よりオンエアされる。


約420分に及ぶ淀川さんの音声データをつなぎ合わせ、あの独特の語りを再現。映画解説における視点や、解説の際によく使われた言葉、言い回しなどを研究し、徹底的に"淀川さんらしさ"が追求された。


アメリカでは大いに普及し、日本でも急速に浸透しつつある、定額制テレビ配信システムhulu。そこのコンテンツの一つとして、淀川長治さんがCGで再現され、生の声でしゃべるCMが展開されるのだそうな。

もちろん声の部分は生といっても、生前のデータをつなぎ合わせたもので、音声データを基に出力システムを作って好きな言葉を再生させるシステムを構築したわけでは無い。まぁ語っている部分は抽象的なものばかりなので、つなぎ合わせも容易だったのだろうけど、確かにすげえリアル。色々な意味で未来を感じる。一方で指摘にもある通り、スターフォックスとか、昔のバーチャファイターを想起させるものがある。

これ、あえてポリゴナーな形にしたのは、リアルなタッチで再現すると、本物と見分けがつかなくなって、色々と誤解を覚えさせるから、そしてその点に関する苦情が寄せられるリスクを回避するためのものなんだろうな。いずれにせよ、時代を感じさせる内容ではある。

淀川長治さんといえば、先日から展開が始まっている映画「妖怪ウォッチ」の予告映像でも、それっぽいのが登場している。


......まぁ、確かに子供は分からんだろう(笑)。ただし一緒に見ている保護者は理解が出来るので、話のネタにはなるのだろうな、親子間の。そう考えると、以前の「孤独のグルメネタ」ってのもあながち間違ってはいない。また、子供向けとしてだけではなく、「親子で見る」状況も想定した作りをしていると考えれば、ますます感心してしまうのだな。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月17日 06:57に書いた記事です。

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