当たり前の話なんだけど、年の功では科学はくつがえらないのよね

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大本のツイートは直接引用すると当事者にはネガティブな話となるので「自らチェックしてね」ということで。概要的には例のSTAP細胞の件で、科学的な話は理解できないけど当事者の記者会見の様子をみたら「50年近くを生きている自分としては嘘をついているようには思えない」から、口出しをしたいしSTAP細胞はあると思うし、当事者は悪くないというもの。それに対し、「年の功」というオールマイティカードを振りかざした洞察の役立ち度合いが知れてしまうというツッコミ。まぁすべてがすべてではないけれど、今件はそのようなパターンの好例ではある。

先日の【「20代の6割は戦争体験談を聞いたことが無い」の違和感】でも触れているのだけど、経験則は大切だし、欠かせない価値を有するものだけど、それを濫用したらいけないし、すでにその価値が実質的に失われている、あるいは使い方を間違って振り回しているなんてこともあるわけで。


言いたいことはほぼ語られているけれど、感情(論)が当人の本質、性質的なものに加え、経験によって構築されるところが多分にあることを考えれば、経験の絶対真理正義的な発想が、感情論を最優先する流れにつながっているのかなあ、と。そして感情論は自分の欲求が多分に込められているので、それが果たせれば満足感も極めて大きい。一度それを経験してしまうと、同じ事を何度でも繰り返す、学習してしまう。感情論に極端に傾注している事案ってのは、その快楽を知ってしまった結果、なのかもしれないなあ、と。

......昨今の首をかしげるような政策(経団連の提唱施策とかね)においては、この類の経験に基づいた感情論が意思決定部分(にいる経験豊富であろう)シニア層で多分に働いている部分もあるんじゃないかな。だから冷静になって現状環境を見回し、論理的に考えれば「それはほこりをかぶった考え」「前世紀の話を持ち出して」ということが平気で出てくるのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月28日 07:10に書いた記事です。

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