10代のカラオケランキングにボーカロイドや古めのアニソンが入っているとな!?

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【2014年 年代別カラオケ年間ランキング】

↑ 10代のカラオケランキング
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1位の「千本桜」を筆頭に、TOP20のうち11曲がVOCALOID楽曲という衝撃の結果に。また、ボーカル2人の掛け合いが人気の「ライオン」や、女性から圧倒的な支持を集める「マジLOVE1000%」など、残りの9曲はいずれもアニソンという点もこの世代を表す見逃せない特徴と言えそうです。


後ほど指摘のある通り、このランキングが音楽業界全体の指針となるとは考えにくい、つまり市場そのものの特異性なども十分に加味する必要はあるのだけど、一つの音楽を素材として形成されている市場における注目度という点では非常に興味深い動向の話。ボーカロイドやアニソンが多く、しかも10代向けのランキングにおいて、どう見ても20代や30代、さらにはそれ以上の世代向けの素材における曲が上位に入っている。ボーカロイドの曲が若年層に浸透しているという話はいくつかあったのだけど......ちょいと驚き。まぁ、AKBや「アナ雪」はともかく。


少なくとも昨今の音楽市場において、これまでの考えでは想定しにくい状況も、一部では生じている可能性は十分にある。ネットで色々と音楽が気楽に聴けるし、一度購入したデータは自分の端末に入れて、いつでも好きなだけ聴ける時代だからね。BGMとしてのものではなく、自分がどうしても聴きたい曲に、チョイスは絞られるようになる。自然に、より濃いもの、よりマニアなものが選ばれる可能性は高くなる。もちろん「アナ雪」のような汎用性の高いものがあれば、ぐーんと伸びることもあるけれど。


もっとも今件はサーチした対象となるJOYにおいて、元々対象がマニア向けっぽいところがあるので、多分に偏りが生じる可能性は高い。学生街のど真ん中にある本屋では、参考書が良く売れる、そんな感じ。

とはいえ、時代の流れを感じさせるランキングには違いない。そもそもマニアっぽかったとしても、10代のランキングに「残酷な天使のテーゼ」やら「ライオン」やら「God knows...」が入っていること自体、従来の考え方の基準では驚くべき話ではあるのだからね。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月22日 07:26に書いた記事です。

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