「世間の金銭を卑しいものとする風潮を嘆いた」雨月物語・貧福論という話、なかなか興味深いね

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先行する記事で某所の労組幹部で書記をしている方のフンダラ節に、ああいうお金の概念に疎い人がドヤ顔で語りまくるところも、日本全体におけるお金への忌避感の一因なんだろうなと思っていたところ、こんなお話を推挙された。「雨月物語」は聞いたことがあるけど、「富貴論」ってのは初めて聞いた。富国論みたいなもの???


ってことで調べてみたら、「貧福論」のこと。色々な呼ばれ方をされているのだそうな。内容としては

「貧福論」は、いわゆる銭神問答のひとつである。主人公の岡左内は岡定俊、岡野左内ともいい、蒲生氏郷につかえた。氏郷の死後浪人し、上杉家に仕官(一万石)した。岡左内は当時、金銭にまつわる逸話が伝えられた人物で、色々な書物にその名が見える

とある通り、お金と人にまつわる概念を非常に的確に、ある意味ドライに描いている。ざっと読みした限りでも関心できる部分が多いので、あとでじっくりと朗読されている上記の動画を観賞することにしよう。

「お金の基本的な概念、知識」は基礎教育のレベルで収得しておくべきだとは以前から思っているのだけど、こういう話もいいね、ホント。同時に、相当昔から、やはり同じような考えを有する人はいるんだなあ、と色々と感慨深くもある。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月20日 08:13に書いた記事です。

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