消費税と法人税と相続税に関する一つの考え

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衆議院解散が決まって争点の一つとして注目を集めまくりとなった消費税と、先日【高齢者の年金や社会保障は保有資産との強力なリンクで決定...社会保障財源周りの話の発想の一つとして】でも触れた「資産持ちの」高齢者の蓄財を市場に流通させるための切り口としての租税周りの話として。実現性はともかく、発想としては面白いし検討の価値はあるので覚え書き。


各話のレスポンスまで目を通すと激しい頭痛が襲ってくるのもあるので、まあ世の中色々あるよねという話を【「内部留保」はすべて現預金というわけじゃない】あたりを読み返しながら。相続税関連の話はほぼ同じタイミングで当方も言及していたので、考えることは同じなんだなあという妙な思いもあったりする。要は死に金をいかに動かすかという話。蓄財は必要だけれど、必要以上な蓄財は死に金となってしまう。一番簡単なのはインフレ化を推し進めることだけど、そうなると蓄財をしている人は間接的に損をするので、そのような環境に至るのを嫌う。デフレ化が継続しているのは、そのあたりも一因にある......と考えれば道理は通る。

ただねえ......保険料関連の制度改正でも良くわかるように、投票率が高く人口構成比も高い高齢者に負担がかかる政策ってのは、なかなか断行しにくいんだよね。特に団塊の世代は人数が多いから。そのためにも若年層の投票率を上げねばってことで、ぐるりとつながってくるわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月19日 07:20に書いた記事です。

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