「正しい毛布の使い方」と検索エンジンの劣化性と

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先日から「長年使い方を間違っていた」などとの言及と共に毛布は上にかけるのではなく、下に敷くのが効果的だよという話が、図版と共にツイッター上で出回っていた。この類の「分かりやすい解説の絵」ってのは「分かりやすいことが正しいこととは限らない」の話にもある通り、一次ソースを当たらないと痛い目に合うのは必至なので、探してみたのだけれど、検索エンジンのグーグルがエラい状況になっていて、結局他の検索エンジンの一つをもとにようやく探し当てた次第。オムロンの公式サイトが元ネタだったのね。これなら信頼できそう。

で、この類のノイズ的な情報による検索結果の汚染、劣化については以前も言及したのだけど、特に注目を集めそうな用語について、この類の不具合......と評しても良い状況が顕著になっている。ここ数年のパンダ・ペンギン系アップデートや先日のパイレーツアップデートではこの類のものは排除されるはずなんだけどね。海外ではどうなんだろう、日本だけの話なのかな。


非常に残念な話ではあるけど、指摘の通り、ツイッターのリアルタイムサーチの方が容易に一次ソースにたどり着けることも多い。検索評価による優位性、信ぴょう性のウェイトのつけ方に致命的な問題があるので、上で指摘したような結果が出てしまう。


これは以前から指摘されていたこと。契約の上でなのか、DBの提供サービスをしているのかまでは不明だけど、同じDBによる質疑応答の内容が、テンプレートだけを変えて複数のサービスで提供されている。それ自身は別にいいんだけど、その結果がそれぞれ別のものとして判断され、検索結果に上位表示されてしまう。複数並ぶ結果が、結局同じ内容という不毛な状態。これは以前から指摘されていることだけど、今なお改善の気配が見られない。

同じものであるという判断が出来ないのか、あるいは判断をして一つに集約すると、集約されなかったサービスにクレームがつけられてしまうからなのか......ビジネスだといえばそれまでだけど、利用者目線を忘れると、あっという間に商品価値が劣化してしまうのは、歴史が証明している通り。

ホント、どうにかならないのかしらね。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月17日 07:23に書いた記事です。

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